本セミナーでは、スクリーン印刷について基礎から解説し、不良対策、具体的な応用例や実践方法についてわかりやすく解説いたします。
第1部 高品位・高精細印刷を実現するスクリーンインキと機能性インキの紹介
(2018年10月31日 10:30〜12:00)
当セミナーでは加飾用スクリーン印刷についての基礎的な内容と実用例についてお話します。前半は他の印刷方式との比較やスクリーン印刷の特徴についての内容や、スクリーン印刷を行う上での基礎知識に関して紹介します。後半はスクリーン印刷にて実現できる加飾技術や機能性の付与に関して、機能性インキの実用例を含めて紹介します。 特にスクリーン印刷を実施する際に問題となる「微細パターンが印刷できない」、「滲みや擦れが発生し連続した安定生産が出来ない」といった印刷トラブルに関してインキの観点から改善した例を報告致します。スクリーン印刷にてどの様な事が出来るか知りたい方のご参加をお待ちしております。
(2018年10月31日 12:40〜14:10)
管理できるスクリーン印刷の実践のために スキージやメッシュ、版、印刷諸条件の「標準」を提案します。スクリーン印刷は、インキの印刷性の判断が最も重要だと考えます。正しくインキの印刷性を判断するために、前提条件であるスキージやスクリーン版を適正化し、諸条件を標準化することが必要です。 本講演では、ミノグループの考える印刷諸条件の「標準」の紹介と、様々な印刷条件変更による印刷結果の変化を、実際の印刷データをもとにご紹介いたします。さらに、昨年来、弊社内において実施してきた、「版離れ力」を1.5倍に改善できる「版離れ角度」維持装置での具体的な検証データを示し、高品質スクリーン印刷プロセスがさらに容易に実現できるようになったことを紹介します。
(2018年10月31日 14:30〜15:30)
ステンレスメッシュを使用したスクリーン印刷は、エレクトロニクス業界で半世紀以上に亘り採用されている。しかし、その印刷要求はインクの印刷厚みを例に取ると数ミクロン~数百ミクロンと幅広く、寸法ではフォトリソ法に迫る高い位置精度も求められるに至っている。このような多種多様な印刷要求を実現するため、ステンレスメッシュは進化を続け、スクリーン印刷によるモノづくりに貢献してきた。1960年に165メッシュが開発されて以来、ステンレスメッシュは飛躍的に高密度化が進み、2013年には900メッシュが開発された。ステンレスメッシュのメッシュ数は50年間で5倍の密度にまで微細化され、瞬く間に欧州の技術を凌駕した。 最新のステンレスメッシュを使用することで、従来のメッシュでは不可能と考えられてきた次世代レベルのスクリーン印刷が実現可能になるとさまざまな分野で期待されている。
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