本セミナーでは、UV硬化樹脂の構成成分、硬化プロセス・硬化度評価、硬化収縮と不良対策を基礎から解説いたします。
UV硬化樹脂にフィラーを組み込むことで発現しがちな脆弱性、低硬化性など様々な課題を解決するためにはベースとなるUV樹脂をしっかり設計する必要がある。本講座では30年余りのUV樹脂設計の経験を通して得た様々なUV樹脂の性質や役割、機能を、四方山話やコラムをふんだんに取り入れて具体的にわかりやすく解説する。 無溶剤型UV硬化樹脂をベースとし、機能性フィラーを組み込んだ複合材料の設計に際し、強度アップや機能を最大限に発揮させるため、UV樹脂をはじめとする構成成分の性質や役割、機能を理解し、効率的に活用する技術が習得できます。
光硬化技術は工業的に広く利用されており、その用途は多岐にわたります。光重合開始剤は、光照射による重合を開始させる活性種の生成に寄与するだけでなく、光硬化物の特性にも影響を与えるため、望ましい硬化特性に合わせて選択する必要があります。本公演では、光重合開始剤の種類と代表的な光重合開始剤に関する特徴 (吸収特性や反応性) を解説し、硬化条件に応じた光重合開始剤の選定方法について紹介します。
UV硬化が可能なプロセスを紹介します。UV硬化が不可能なプロセスもあることも知っていただきたいために、例を述べます。UV硬化は、紫外線を当てれば良いという事ではなく、どの様な波長を照射すれば完全硬化を行えるかを説明します。 UV硬化プロセスは、様々な条件があり材料が硬化します。その材料硬化の検証には、硬化テストが必ず必要となります。弊社テスティングルームの紹介も兼ねて説明します。
UV硬化プロセスおよびその製品時における不良を解明する際に用いる分析手法の原理・特徴の説明とそこで得られた分析結果 (チャート) の見方の説明。FT – IR、Ramanを始めとした分光分析法とGC/MS、LC/MS、TOF – SIMSなどの質量分析を中心に、これらを用いた微小異物や微量添加剤の同定などの実例を紹介する。 近年、樹脂の高機能化のために樹脂中にナノ材料を分散する手法が注目されているが、このナノ材料は分散性が悪く、様々な手法で評価が行われている。その中でもナノ材料の表面官能基に関する評価ニーズは高く、当社が開発した官能基評価の1手法として注目を浴びているTPD – MS法について、実例を示しながら説明する。 不具合が発生したときのアプローチおよび、分析装置の原理特徴と分析チャートの見方が習得でき、後には分析結果を自分なりに解釈が出来るようになる。
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