医薬品開発における臨床薬理試験の計画作成と進め方

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場 開催

本セミナーでは、医薬品研究及び開発の経験を通じた実務的な内容を事例を踏まえて解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

「臨床薬理学」は、薬物とヒトとの関係のあらゆる側面に関係する科学であり、優れた医薬品の開発、安全かつ効果的な薬物の利用を促進し、患者ケアを改善する事に欠かす事のできない事は周知の事実である。  近年、臨床薬理学の重要性はより高まり、学会、ガイドラインの整備などが充実する一方、医薬品開発における実務的な情報は十分とは言えない部分も認められる。  本講座では、演者の医薬品研究及び開発の経験を通じての臨床薬理学の実務的な話しを中心にお伝えする。

  1. 臨床薬理学とは
  2. 医薬品開発における臨床薬理
    1. 新薬開発における臨床薬理
      • Phase I試験
      • 初回投与量の決定
      • 投与量の公比の設定
      • 臨床推奨用量を踏まえた上限
      • メカニズム等を踏まえた投与量
      • 対象被験者 (健康成人 (男性) 、患者)
      • 単回のみ、単回及び反復、食事の影響
      • 剤型 (懸濁経口投与)
      • adaptive design
      • 試験デザイン (二重盲検試験が原則、プラセボ)
    2. 薬物相互作用試験
      • 考え方
      • 吸収
      • 組織移行及び体内分布
      • 代謝
      • 代謝 酵素同定
      • 代謝 酵素誘導
      • 排泄
      • トランスポーター
      • 評価
      • 情報提起と注意喚起
    3. QT試験 (thoroughQT/intensiveQT)
      • なぜQT間隔計測が必要か?
      • ICH E14ガイドラインについて
      • QT延長について
      • 後期臨床試験におけるQT/QTc評価について
      • 心電図記録
    4. 食事の影響試験、最終製剤試験
    5. PII及びPIII試験における臨床薬理 (PK/PD)
      • PK / PD とは
      • 抗菌薬におけるPK / PD の効用
      • 抗菌薬におけるPK / PD パラメータ
      • 耐性菌の出現とPK/PD
    6. ジェネリック医薬品開発
      • GE開発パッケージについて
      • 生物学的同等性試験 (BE試験)
      • 試験の実施方法
    7. バイオ後続品/バイオシミラー開発
      • 日本で承認されたバイオシミラー
      • バイオシミラーの実施可能な試験計画
      • バイオ後続品の製造販売承認申請に必要な資料
      • 日本におけるバイオシミラー 臨床試験パッケージ
      • PMDA 相談を踏まえたバイオシミラー の方策
      • 国内外のガイドラインの特徴と相違
      • 新薬の抗体医薬品のPI結果と留意点
      • TGN 1412 治験
      • 生物学的同等性試験
  3. 臨床試験 (治験) の実施
    1. 計画書の作成及び試験準備
      • 目的
      • 対象被験者
      • 試験デザイン
      • 用法用量
      • 評価項目
      • 目標症例数
      • 検査項目
      • 評価期間
    2. 試験の実施・遂行
    3. 試験のまとめ (総括報告書)
  4. 医薬品開発、申請
    1. 対面助言 (事前面談)
    2. CTD
    3. 照会事項
  5. 外部発表
    1. 学会発表
    2. 論文作成

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)
136-0071 東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。