洋上風力発電の開発・政策の状況と市場展望

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本セミナーでは、洋上風力発電の国内外市場と開発状況、風況シミュレーション、浮体洋上風力発電システム、浮体式風車の設計について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 洋上風力発電の政策動向と国内外での開発状況、ポテンシャル (10:00~11:15)

講師:
(株)風力エネルギー研究所 取締役 今村 博 氏

 洋上風力発電は欧州を中心にして開発が進み、プロジェクトの規模も大規模化している。また、すでに中国でも洋上風力発電所が建設され、日本においても実証研究が開始されている。さらに、浮体式洋上風車の導入が検討され、実機による実証研究が行われている。  本講座では、洋上風力発電の現状と将来動向について、政策動向や開発状況などを含めて解説する。

  1. 洋上風力発電の現状
    1. 急成長する欧州の洋上風力発電市場
    2. 日本の現状
  2. 洋上風力発電の技術開発動向
    1. 洋上風車に関する技術課題
    2. 欧米における研究開発
    3. 日本における研究開発
    4. 国際規格の現状と動向
  3. 洋上風力発電の政策動向と今後の展望
    1. 世界の洋上風力発電の政策動向と今後の展望
    2. 日本の洋上風力発電の政策動向と今後の展望

第2部 浮体洋上風力発電のシステム概要と浮体式風車の設計 (11:30~12:45)

講師:
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 教授 鈴木 英之 氏

 洋上の膨大な風力エネルギー資源はエネルギー源としてもCO2排出削減の観点からも開発が期待されている。浮体式洋上風車は周辺海域の水深が深いわが国において、洋上の風力エネルギー資源を開発するための設備として期待されており、近い将来の実現を目指して開発が進められている。  本講座では、これまでに提案されている浮体式風車の各種形式について紹介するとともに、各基本形式の基本特性を紹介し、浮体の設計に関して紹介する。  また、浮体式風車を実現するための浮体技術の現状について紹介し、わが国における開発についても紹介する。

  1. 洋上風力エネルギーの資源量と開発の動向
    1. エネルギー賦存量、開発可能資源量
    2. 洋上風力エネルギーの開発の動向
  2. 浮体式洋上風車のコンセプト
    1. 浮体式洋上風車の形式と構成
    2. 浮体の安定性 (復原性)
    3. 自然環境条件と設計のクライテリア
  3. 浮体式風車を実現する浮体構造物技術
    1. 浮体技術
    2. 係留技術
  4. 世界における開発競争
    1. 洋上風力エネルギーの開発
    2. 浮体式洋上風車の実証実験
  5. わが国における開発動向
    1. 浮体式洋上風車の開発
    2. 実証実験に向けた取り組み

第3部 洋上風力発電の経済性と風況シミュレーション (13:30~14:45)

講師:
東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 教授 荒川 忠一 氏

ヨーロッパで普及しつつある洋上風力を紹介するとともに、それぞれの経済性と、風況シミュレーションを用いたポテンシャル、つまり将来の導入可能量を解説する。

第4部 洋上風力発電の実現化への道のり (15:00~16:15)

講師:
(独)海上技術安全研究所 洋上再生エネルギー開発系長 井上 俊司 氏

我が国が洋上風力発電を本格的に導入する上での、技術的、インフラ的、産業戦略的な課題について概観する。

会場

東京ビッグサイト
135-0063 東京都 江東区 有明3-11-1
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