プラスチック・ゴム材料のトラブル要因解析テクニック

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本セミナーでは、プラスチック・ゴム材料における不良発生のメカニズムから最適な分析手法の選択、試料調整まで、豊富なトラブル事例を交えて解説いたします。

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プログラム

第1部 プラスチック・ゴム材料の破壊メカニズムと破面解析

(2018年10月12日 10:00〜12:30)

  1. 破面解析並びに寿命予測の概要
    1. 破面解析の概要
    2. 破壊不具合の原因究明~再発防止に至る取り組みの流れ
    3. 樹脂製品の劣化現象に対する寿命予測と劣化加速の対応可能項目
    4. 寿命予測の概要 アレーニウス法、ラーソンミラー法
  2. プラスチック製品の破損トラブルの事例
    1. ソルベントクラック
    2. 環境応力割れ
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊
    5. 成形工程が原因の破壊
    6. ストレスクラック
  3. ゴム製品の破損トラブル
    1. 熱による破損
    2. 光による破損
    3. オゾンクラック
    4. 残留塩素による劣化
    5. 疲労破壊
    6. 銅害
    7. 溶剤による膨潤
    8. ブリスター破壊
    9. 加水分解
  4. 樹脂製品・材料における破面解析
    1. 破壊モードの判定フロー
    2. 応力レベルと破壊までの経過時間
    3. プラスチック製品の破面
      1. ボイドとフィブリル
      2. 静的破壊
      3. 衝撃破壊
      4. 脆性破面
      5. 延性破面
      6. ストレスクラック
      7. ソルベントクラック
      8. 環境応力割れ
      9. クリープ破壊
      10. 疲労破壊
      11. 脆性ストライエーション
      12. スティックスリップ
    4. ゴム製品の破面
      1. 延性破面
      2. オゾンクラック
      3. 脆性破面
      4. 加水分解
      5. 疲労破壊
      6. 塩素水アタック
      7. ブリスター破壊
  5. プラスチック製品の破壊メカニズム
    1. ソルベントクラック
    2. 環境応力割れ
    3. クリープ破壊
    4. 疲労破壊
    5. ストレスクラック
    6. 延性破壊と脆性破壊の決定因子
  6. 環境因子によるプラスチックの劣化
    1. 紫外線
    2. 加水分解
    3. 銅害
  7. ゴム製品の破壊メカニズム
    1. ゴムの4大トラブル
    2. 加硫ゴムの破損要因
    3. ポリマー構造の違いによる耐候性・耐オゾン性
    4. ゴムのオゾン酸化反応
    5. 残留塩素によるゴムの劣化
    6. 銅害
    7. 溶剤膨潤による亀裂の発生
    8. ブリスター破壊
    9. 加水分解
    10. ゴムポリマーの酸化劣化
  8. 樹脂材料の劣化寿命予測の基礎
  9. プラスチック・ゴムの寿命予測
  10. 劣化不具合の原因と対策
    1. 不具合が発生した際のチェック表
    2. プラスチック製品の衝撃破壊解析フロー
    3. プラスチック製品の経時劣化による破損解析フロー
    4. 劣化モード別対策内容
      1. ソルベントクラック
      2. 環境応力割れ
      3. クリープ破壊
      4. 疲労破壊
      5. 加水分解
      6. 耐光性
      7. 耐熱性
  11. 解析ツール
    1. 破損原因調査のための使用機器
    2. FT – IRの分析内容
    3. 分析装置の分析原理
    4. TEM画像
    5. 解析技術
  12. 発生応力の計算
  13. ワイブル統計解析によるソルベントクラック寿命の予測
  14. 破損不具合の再現試験

第2部 プラスチック成形品の破損トラブル (事例紹介とその対応)

(2018年10月12日 13:20〜17:00)

  1. はじめに
  2. プラスチック成形品と破損トラブル
    1. 破損トラブルとプラスチック
      1. 破損トラブルを起こしやすいプラスチック
      2. 環境応力割れと割れを起こす要因
      3. ポリカーボネートとABS樹脂
      4. 実際にソルベントクラック試験を行ってみましょう!
      5. その他の材料
    2. 破壊要因別に見る破損トラブル事例の紹介
      1. 材料に起因する破損
      2. 設計に起因するもの
      3. 保管、前処理に起因するもの
      4. 成形条件に起因するもの
      5. 加工条件に起因するもの
      6. 輸送、保管状態に起因するもの
      7. 使用環境に起因する劣化
  3. 破損トラブル発生時の心得
    1. 地道に一つ一つ把握すること
    2. 想定外のケースもありことを認識しておくこと
    3. 一つの試験だけで全ての情報は得られません
    4. できるだけ比較サンプルを

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