(2018年9月21日 9:30〜11:00)
自動車が誕生して約140年。近年は、ガソリン車、ディーゼル車に加え、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの新エネルギー車が、中国、欧州などを中心に急拡大しています。またカーシェアリング、ライドシェアサービスなどのシェアリングエコノミーが拡大し、モビリティのサービス化が進もうとしています。これらは我々のビジネスに大きな影響を及ぼします。それでは、自動車産業に携わる方々はどのような対応が求められるのでしょうか。筆者の考えをご紹介致します。
(2018年9月21日 11:40〜13:40)
自動運転技術の領域において、車両近辺の状況判断に必要な最新のセンサー機器や高性能なカメラ、 それらの情報を元にAIを駆使した判断や制御技術などが中心として語られることが多いですが、 自動運転技術が普及するために必要なものは車両以外から得られる情報も重要だと言われています。 モビリティの概念を拡張し新たな役割を持つことによる自動運転技術だけではない変革期における キーテクノロジーとモビリティサービスプラットフォームの必要性、 社会課題の解決に向けた株式会社ディー・エヌ・エーが挑む オートモーティブ領域の全貌と未来に向けたチャレンジをご紹介致します。
(2018年9月21日 13:50〜15:20)
今日および近未来の自動車には、有害排出ガス規制、二酸化炭素排出量規制、衝突安全および歩行者等保護規制などさまざまな規制が課せられており、その対応にパワートレインの転換と車両の軽量化がすすめられている。軽量化はパワートレインへの負荷軽減効果もあり、最優先課題と言える。軽量化の手段としては、設計の合理化、より高強度の鋼材の採用、軽合金や繊維強化樹脂の採用などがあり、それらの展開が今後も進むが、部位ごとに最適な材料を採用、それらを適切に接合することが有望となるだろう。
(2018年9月21日 15:30〜17:30)
「空飛ぶ車」について、機体開発の動きが世界中で加速しており、雑誌やニュースで「空飛ぶ車」の開発例が頻繁に取り上げられている。2018年7月2日、菅官房長官が、空飛ぶクルマの2020年代の実用化をめざして産学の協議会を作ることを発表した。しかし、機体についてドミナントデザインが未だ存在しておらず、機体メーカー、運用・メンテナンス会社、運行管理会社、規制官庁、保険会社など多くのステークホルダーが存在するので、「空飛ぶ車」の実現には、技術的課題、政策、ビジネスの問題を包括的に考える必要がある。 本講演では、「空飛ぶ車」が実現する上での課題、技術ロードマップについて私見を述べたいと思う。