第1部. 研究開発テーマの中止・撤退の判断に関する一考察
(2018年9月13日 10:00〜12:00)
本来、研究開発とは誰もやったことがないことに挑戦することであり、やれば必ず成功することを研究開発とは言わない。しかし、一方で研究開発の宿命として、誰よりも早く結果を出さないと意味がないことも確かである。従って、研究開発テーマの中止および撤退の判断はとても重要であることは間違いない。ところが、その判断は容易ではなく、もう少し続けていれば、結果がでるかもしれないという判断をしがちで、中止・撤退ができずに、そのテーマを続けている場合も多い。
そこで、本講演では研究開発テーマの中止・撤退の判断について、様々な観点から、その1つの考え方について考察したい。
- 研究開発とは
- 研究開発の宿命
- 研究開発テーマ選定方法
- 研究開発リーダーの選定方法
- 研究開発目的の明確化
- 研究開発途中の結果の捉え方
- 研究開発の未来予測
- 研究開発チーム編成の仕方
- 研究開発テーマ中止の時期
- 研究開発テーマ中止の基準
- 研究開発テーマ撤退の時期
- 研究開発テーマ撤退の基準
- 研究開発テーマ中止後の関連資料の取り扱い方
- 研究開発テーマ撤退後のチームメンバーの育成
- 研究開発テーマ撤退後の会社のスタンス
第2部. 研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方
(2018年9月13日 13:00〜17:00)
- 研究開発とは
- 課題認識と貢献の構造
- 研究開発の位置付け
- 研究開発の評価
- フェーズ管理
- 研究開発費とフェーズ管理の関係
- 技術の生産性指標
- 研究開発のプロセスと結果
- バリューチェーンと収益
- バリューチェーンと収益の考え方
- バリューチェーン毎の収益と費用の考え方
- 市場と研究開発適応領域
- 市場と研究開発の適応領域
- 適応領域の考え方
- 研究開発プロジェクト
- 研究開発プロジェクトとは
- 研究開発プロジェクトの種類
- 研究開発プロジェクトの運営・管理
- 研究開発ニーズと研究開発テーマ企画書
- ビッグデータと研究開発データの収集
- 研究開発ニーズ
- 研究開発テーマ企画書の項目
- 研究開発テーマ企画書とフェーズの関係
- 技術ロードマップ
- 従来型・顧客価値型技術ロードマップとは
- 従来型技術ロードマップ
- 顧客価値型技術
- 研究開発テーマの技術ロードマップ例
- 新規領域における研究開発テーマの評価と中止・撤退判断
- 新規領域におけるテーマ発掘例
- 新規領域における研究開発テーマの評価
- 新規領域における研究開発テーマの評価例
- 新規領域における研究開発テーマの中止・撤退判断
- 既存・周辺領域における技術体系と技術ポートフォリオによる研究開発テーマの評価と中止・撤退判断
- 技術体系
- 技術ポートフォリオ
- 技術ポートフォリオの分析
- 技術ポートフォリオの効用
- 技術ポートフォリオの課題/限界
- 周辺・既存領域における研究開発テーマの中止・撤退判断
- 既存・周辺領域における研究開発テーマ/プロジェクトの費用対効果による評価と中止・撤退判断
- 研究開発での収益と費用の考え方
- 研究開発の売上への貢献度の算出
- 技術の生産性指標を用いた費用対効果
- 売上を商品機能に配賦した費用対効果
- 研究開発テーマ/プロジェクトの中止・撤退判断
- 全体のまとめ
- 演習
- 技術ポートフォリオの作成の演習
- 技術の生産性評価の演習* 質疑応答