知的財産は企業競争力の源泉であり、これまでにも知財情報を活用することの重要性については言われており、各企業等でも様々に取り組みがされてきている。その中で、昨年(2017年7月)日経新聞において紹介された「IPランドスケープ」に注目が集まっている。「知的財産を経営戦略に生かす手法」とされており、これまで行われている様な特許調査とは異なる観点の活動とされていることから、それを支える情報分析の手法も応じたものが求められている。 これまでの特許調査との違いを説明すると共に、M&Aや技術探索などの場面に応じた情報分析について事例の紹介とその手法について解説する。