本セミナーでは、鮮度保持包材について、防曇フィルムや無孔通気性フィルムによる鮮度保持の事例を交えて解説いたします。
(2018年9月27日 10:00〜11:30)
食料の不要な廃棄・ロスを削減するには、青果物の鮮度劣化を抑制する技術が必要である。またそのためには、収穫後生理を理解する必要がある。 本講演では、特に水分損失の観点から見た鮮度劣化の測定手法について紹介する。収穫後の青果物の水分損失メカニズムについて、外部環境との関係のみならず、青果物内部の水移動に踏み込んだ知見を習得できる。
(2018年9月27日 12:10〜13:40)
近年、スーパーだけでなくコンビニでも青果物を積極的に扱うようになり、一日でも長く品質を保つ技術は収益に直結する時代になった。今回は、穴を開けずに通気性を付与した無孔通気性フィルムの原理と鮮度保持包装に応用した事例、及び他社技術との違いを中心に説明する。 鮮度保持包装の必要性。ガス通気性と鮮度保持の関係。鮮度保持フィルムの種類と原理について解説する。
(2018年9月27日 13:50〜15:20)
(2018年9月27日 15:30〜17:00)
青果物の品質を正しく客観性をもって判断することは、品質保持のための機械・機器設計やマネージメントシステムの構築には不可欠である。本講座では、青果物の品質要素やそれぞれの分析法に関する基本事項について講述する。さらに、環境条件と品質低下の関係について関する数理モデルや鮮度計測の最新研究について紹介しながら、青果物流通システムの高度化について議論する。 青果物の品質に関する基礎知識と、従来の官能評価とは異なる客観的な品質評価・分析技術の基本事項について学習する。環境要因と収穫後生理の関係性ひいては品質劣化の関係性について理解するとともに、青果物を対象にした鮮度計測に関する従来の取り組みから最新研究について俯瞰する。