蒸留器を使わないWFI (注射用水) 製造方法の可能性を多方面から検討します。結論から言うと可能性は大です。なぜならば、安全なWFIを最終装置として製造するためには、蒸留器がベストな選択ではないこと、これを現場は認識していますが、めったに表面化することはなかったからです。日本では、非蒸留法によるエンドトキシン分離へ取り組んできた、多くの先人達の実績があり、これを有効に活用すべき時期が、ようやく、到来したことになります。
※先人達:この分野の先輩達へ敬意を込めて演者が呼んでいる。
- EU薬局方の改訂
- これまでのEU当局の考え方
- なぜ改訂に至ったか
- PIC/Sとの関連
- 三極適合での取り組み
- これまで国内製薬会社の現状
- その背景にある考え方
- 非蒸留法へ同等かそれ以上を求める
- 蒸留への厚い信頼はどこからか?
- EU当局の改訂後のスタンス
- 蒸留によるWFI製造の見直し
- 蒸留はWFI製造に適しているのか?
- 蒸留の基本操作
- 蒸留器のエンドトキシン分離性能を知りたい
- どこまでならばエンドトキシンを負荷しても良いか?
- 除去率99.9%で良いか,Yes or No?
- 試作機を使ったチャレンジテスト
- 実施が可能となったのは?
- 試作機を作ったから
- 膜孔径と微粒子除去
- 微生物を通さない隙間と孔径の関係
- 濾過の基本
- コーヒードリップの話 (ブレークタイム)
- 濾過概念の共通認識のために3つのドリップ方式のうんちく話
- ROとUFによる不純物分離とおおきな誤解
- WFI製造としてのRO
- WFI製造としてのUF
- WFI製造にUFが優れる理由
- 濾過精度のみの問題ではない
- ROとUFの比較
- 分画分子量6000と表示されるUFの特徴
- 膜濾過によるWFI製造普及
- 普及はまちがいない
- これまでなぜ普及が進まなかったのか?
- WFIのバリデーションは、データ・インティグリテイを越えるか
- バリデーションは進化する (データ・インティグリテイを越えて)
- 膜濾過WFIのバリデーションヨンはシンプルになる
- 今後のWFI方向性について
- 査察とその対応
- WFIと広く製薬用水に関するQandA
- 事前質問への回答
- 当日質問への回答