本講演では、費用対効果分析の基礎から応用までを事例を交え、わかりやすく解説し、簡単な費用対効果の評価を簡単なエクセルを用い、費用対効果分析を体験していただきます。HTA申請のための費用対効果分析だけではなく、公衆衛生モデル等、医薬品の価値を見える化するさまざまな費用対効果の分析方法についても評価事例により解説します。
また、開発早期から準備が必要な医療技術評価 (HTA) の視点からの臨床開発の在り方やリアルワールドデータの適応なども解説します。
- はじめに:費用対効果分析の前に
- HTA導入と診療報酬の政策動向
- 医療経済の考え方
- アウトカムやQOLについて
- リアルワールドデータの適応
- 開発早期から準備するHTA申請のための費用対効果
- 費用対効果分析
- 費用対効果分析のいろは (モデルに必要な情報)
- システマティックレビューとターゲットレビュー
- ネットワークメタアナリシス
- 生活の質 (QOL) について
- 質調整生存年 (QALY) と増分費用対効果比 (ICER) の考え方
- HTA ガイドライン
- 日本 (中医協) のHTAガイドライン
- 海外のHTAガイドラインとの比較:類似・相違など
- いろいろな費用対効果研究の紹介
- 静的モデル vs. 動的モデル (利点と限界)
- 事例紹介
- 費用対効果分析をやってみましょう (ワークショップ)