現在、屋外設置機器だけでなく日常で使用する機器のほとんどの電子機器に、防水機能付加の要求が高まってきています。使用目的・環境によって防水規格は異なり、対応した評価試験が必要になります。そこで防水規格毎の試験・製品群について解説します。 また、防水機能を付加することによる課題として、製品コストUP・デザイン制約・放熱特性の低下等、があります。特に、防水設計と小型・軽量化は相反しており設計時に注意が必要です。そこで、防水機能が必要な電子機器を設計する上での考慮すべきポイントを分かりやすく解説します。防水機器の開発は、経験による設計とカット&トライの繰り返しによる試験が一般的です。しかし、この手法は問題点の抽出に多大な時間と費用を要し、開発スケジュールの遅れにも繋がりかねません。そこで設計時に問題点の予測と対策を行える開発手法が求められており、一例としてCAEを活用した開発手法を解説します。また、開発機種の合否判定だけでなく、次機種の開発に向けた設計ノウハウの蓄積への取り組みも併せて紹介します。
フッ素系防水・防湿コーティング剤は、従来の非フッ素系コーティング剤と比較して、1um以下の薄膜で優れた防水・防湿性を発現するだけでなく、不燃、速乾、低毒性、低環境汚染性なども併せ持つ。 本講では当社が開発したフッ素系防水・防湿コーティング剤「オプトエースWPシリーズ」の特徴とその応用について解説する。
防水性能を表す規格としてはIP規格が広く用いられているが、IP規格は保護等級と呼ばれる等級ごとに要求される保護の内容が異なる。その目的とする内容は大きく分けて二つあり、「① 器具の危険部位により、人体に傷害を与えないための保護」「② 粉塵や水等の浸入により、器具に不具合を生じさせない保護」である。 本セミナーでは後者②の内、近年増加するIP規格に対応した民生機器、特に防水保護等級IPX7またはIPX8に適合した携帯電話やスマートフォン、タブレット端末、テレビ、カメラなど、電子デバイス製品や精密機器の防水性能試験について解説する。防水試験において全てのワークに対応する万能試験機は無く、JIS規格に規定される試験方法から、ワークを製造する各社が独自に行う方法まで数多く存在する。本セミナーでは比較的汎用性を持つ代表的な防水試験方式3種を中心に紹介すると共に、その内の一つ「歪検出方式」を詳説。各方式の長所と短所を比較の上、それぞれの特徴を解説する。
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 23,139円(税別) / 24,990円(税込) で受講いただけます。