近年、データ・インテグリティが取りざたされ、当初はラボのデータ・インテグリティに焦点が当てられて来たが、最近は製造現場に焦点が移っている。ラボでも、製造領域においても、データ・インテグリティを確保しつつ作業効率の向上が求められ、その推進のため様々なデバイス、ネットワークなどのIoT関連設備やその管理について関心が集まっている。
本講では、そうした要件や管理の方法論を検討し、コンピュータシステムが最新データ・インテグリティ要件を満たしつつ、効率的に運用するための方策を、具体的なデバイスのデモを交え、CSVとの関連を含めて確認する。
- IoT関連設備管理
- IoTとは何か?
- なぜIoTなのか?
- データの収集
- データの管理
- 作業指示の発行
- 記録の作成、保存、および管理
- 監査証跡とその未来
- データ・インテグリティの対策
- ALCOA+原則
- モバイル機器管理基準
- 課題
- Attributableはどこまで可能か?
- 主体 (主語) はだれなのか?
- GMPでも活躍するデバイス、ネットワーク、サービス
- LAN
- Wifi
- Bluetooth
- コモンキャリア
- クラウド
- LAN、ラボネット、プロネットの可能性
- スタンドアロンの現状と課題
- データ・インテグリティ
- 設定管理
- ユーザ管理
- 日付・時刻管理
- バックアップ
- 監査証跡
- データレビュー
- ラボネットのケース・スタディ
- データ・インテグリティ
- システム課題解決のための取り組み
- 通称「無菌ネット」の試み
- 課題
- IoT設備の実装とデモ
- CSVの留意点
- システム要件の設定
- 非機能要件
- デバイスへの考慮
- ネットワークへの考慮
- サービスへの考慮
- テストの留意点
- 記録の管理
- SOP等の管理
- データ、記録の管理
- 紙データ、紙記録の管理と電子化