本講演では、電動車 (BEV、 REEV、 PHEV、 FCV) の普及加速、さらにはADASやコネクテッドといった車の知能化の進展が著しい自動車電動化時代に入った今日において、自動車部品の取引システムがどのように変貌しつつあるか明らかにする。
電動車、とりわけBEVは化石燃料車 (ICV) に較べて部品点数が減少するため、取引が無くなり事業継続が危なくなる企業が出てくるとも言われるが、いっぽうでAIや新材料といった新しい分野の新規参入も招いている。また既存の部品取引もふくめ、わが国自動車部品取引市場においても、ドイツのメガ・サプライヤーのプレゼンスが著しく高まってきている。これらのダイナミズムは、わが国製造企業にとって機会なのか脅威なのかといった見とおしにも言及する。
- 電動車市場の興隆
- 2017年は電動車普及元年として記憶される?
- 電動車の販売状況
- 世界電動車普及予測 (EU予測)
- 世界電動車普及予測 (民間予測)
- 主要企業・製品ごとの国内BEV価格・走行距離
- 日産新型リーフの訴求点
- BEV市場の雄、テスラの蹉跌?
- 電動化、ADAS関連部品の取引構造とその変貌
- 電子制御システムの基本構成
- 電子制御の中枢、ECUを製造するサプライヤー
- センサを供給するサプライヤー
- アクチュエータを供給するサプライヤー
- 電動車用基幹部品を供給するサプライヤー
- 一般電装品を供給するサプライヤー
- 電子制御システムのカテゴリ別主要企業の集中度
- センサ、ECU市場に顕著な寡占体制
- 主要部品企業3グループへの集中度 (約10年間の推移)
- デンソー1強体制の翳りと独メガ・サプライヤー躍進の背景を探る
- わが国部品企業はシステム売りの面で劣位か?
- 自動車電動化時代の新しい部品需要
- Tier2以降を含む注目の電動化関連部品企業の顔ぶれ
- 日独メガ・サプライヤーの覇権競争
- 世界及び日本の部品企業 売上高ランキング
- ADAS関連部品取引に強い独メガ・サプライヤー
- CASEイノベーションを構成するADAS
- わが国完成車企業が取引するADAS関連部品企業
- 川上からの刺客:米AI半導体企業の仲間づくり
- ADAS主要システムでの日独企業間競争
- 日独メガ・サプライヤーの研究開発投資効率
- リーダーシップの行方
- いまメガ・サプライヤーは何をめざしているのか
- レイヤー構造:バリューチェーンVSプラットフォーム
- 2000年代初頭の独メガ・サプライヤーによる萌芽的取り組み
- メガ・サプライヤーはこうしてプラットフォーマーをめざす
- まとめ
- 論点整理
- 部品取引システムの変貌
- エネルギーのソリューション複合化と部品・関連産業の展望
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