差別化・付加価値をつけたジェネリック製剤開発

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プログラム

第1部「先発製剤と同等な製剤を設計するための調査方法」

(11:00~12:45)

先発製剤と同等な製剤を設計するため、先発製剤を徹底的に調査する方法について紹介する。

  1. はじめに
  2. 原薬の粒度分布を先発製剤に一致させる方法
    1. 粒度分布の診断
    2. 原薬粒子からの溶出プロファイルの作成
      1. 原薬粒子の溶解プロファイル
      2. 製剤からの原薬粒子の放出
      3. 溶解度の影響
    3. 原薬の溶解速度の推測
      1. 原薬の粒度分布
      2. シミュレーションによる溶解速度定数の推測
    4. 先発製剤中に含まれる原薬の粒度分布の推測
    5. 粒子形状の影響
  3. 原薬の結晶形と結晶化度を先発製剤に一致させる方法
    1. ラマン分光装置およびスペクトル解析ソフト
    2. 試料の調製
    3. 測定方法
    4. 検量線の作成
    5. 定量値の予測
  4. 生物学的同等性試験の成功率を上げる方法
    1. IVIVC (in vitro – in vivo correlation) Model
    2. 即放性製剤のIVIVC Modelの構築
    3. IVIVCに基づくジェネリック医薬品開発の流れ
    4. IVIVC Modelの改良
      1. FTC (Flow Through Cell) 法
      2. GIS (Gastro Intestinal Simulation) 法
    5. IVIVC Model (標準製剤) とIVIVC Model (試験製剤) の比較による薬物動態の推測
  5. まとめ

第2部「ジェネリック医薬品の差別化のための製剤開発」

(13:30~16:30)

 ジェネリック医薬品メーカーによる製剤技術は、先発メーカーのそれと大きく変わることはないが、該当する医薬品の開発を考えると、着手する時期や期間が明らかに異なる。ジェネリック医薬品の開発は、少なくとも先発医薬品の特許期間内は上市することが出来ないのでそれを見越して計画するが検討に要する期間はさほど変わらない。一方、製剤開発の着手時期のズレは、製剤技術の進歩の恩恵を受けることが大きい。つまり、ジェネリック医薬品の開発を試みる段階では、最新の医薬品添加剤、製造機器、製造方法、計測技術を適用することが可能になり、特にOD錠技術のように近年大きく発展を遂げている技術は、むしろジェネリック医薬品への適用の方が活発である。又、最近の生産拠点は自社、国内受託企業に加え、世界展開を視野に入れた展開も行われるようになってきた。  講演では、ジェネリック製剤の開発から生産までの検討すべき事項、差別化のための注意点、並びに新しい製剤技術とその利用等について演者の経験を踏まえながら概説したい。

  1. はじめに
  2. ジェネリック医薬品の差別化のための製剤開発戦略
    1. 原薬調達
    2. 製剤開発のTPPとスケジュール
    3. 処方設計及び製剤設計
    4. 生産拠点の決定と承認申請
    5. ライフサイクルマネジメント
  3. 製剤化初期検討
    1. 物性検討
    2. 初期製剤化検討
    3. 特許戦略
    4. 生物学的同等性
  4. 工業化検討
    1. スケールアップ検討
    2. 技術移転
    3. プロセスバリデーション
    4. CTDドキュメント
  5. 最近の製剤技術の具体例
    1. 苦味マスキング
    2. OD錠
    3. 錠剤印刷
  6. おわりに

会場

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541-0053 大阪府 大阪市 中央区本町1丁目4-5
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