創薬にAIを応用することが俄かに注目されるようになってきた。AIの創薬への応用は、前世紀からみられたものであるが、計算速度の上昇と、自律的AIの普及が創薬においてもパラダイムシフトを起こし、2010年以降のシーズの枯渇が露見したこと相まって注目されるに至っているといえる。
本講座では、AI創薬について一度立ち止まって整理し、関連する法的問題も整理・俯瞰し、他方で、AI利用技術の例を検討し、取得しておくべき権利を日本を含むグローバルな視点で検討することを目的とする。 また、そのために、必要となるR&D戦略や、規制 (Regulations) 対応も併せて検討し、AIを利用した複眼知財戦略を受講者の皆様と一緒に考えたい。
- AI創薬について
- 創薬
- AIについて
- AI創薬 (総論)
- AI創薬 (各論)
- ドラッグ・リポジショニング
- ビッグデータ創薬
- リード化合物の最適化
- タンパク質相互作用と標的分子の予測
- 臨床データとAI
- リアルワールドデータ (RWD) とAI
- 知的財産とAI
- 知的財産と知的財産権
- 特許
- 知財としてのビッグデータ・臨床データ
- AI創薬の特許とその問題点
- AI創薬特許 (各論;1.4の各例を検討)
- 各国におけるAI発明の取り扱い
- 主要国 (日米欧) における審査基準
- 主要国 (日米欧) における裁判例
- 主要国以外の状況
- 知財戦略・ポートフォリオ・ランドスケープ
- 知財戦略とAI
- 知財ポートフォリオ・ランドスケープとAI
- 戦略策定の肝
- 規制・プライバシーとAI・IT技術
- レギュラトリーサイセンス
- 規制とイノベーションとAI
- 個人情報保護とビッグデータ・臨床試験
- まとめ
- AIベースの知財戦略~向こう20年を見る
- ブレスト・タイム 事例を見て考える
- まとめ Q&A項