本セミナーでは、エレクトロスピニング・海島型溶融紡糸によるナノファイバーの製造技術、ナノファイバーを利用した不織布、フィラメントの持つ機能性、製造方法から応用事例まで解説いたします。
(2018年9月14日 10:00〜11:30)
近年、従来の繊維分野だけでなく、紙パルプ分野や無機材料分野からもナノファイバーが生まれ、次世代の高機能繊維材料として注目を浴びている。ナノファイバーの製造技術は大きく見ると、フィラメント技術にもとづくもの、不織布技術にもとづくもの、解繊技術にもとづくもの、および自己成長性の技術にもとづくものに大別される。本講座では、多様なナノファイバーの技術を、特定のナノファイバーに偏ることなく俯瞰し、ナノファイバーの今後の展開を探ってみたい。
(2018年9月14日 12:10〜13:40)
ナノファイバーは、広義に直径1μm以下の繊維と定義され、比表面積が飛躍的に大きくなるなどのナノサイズ効果に由来した従来に無い新機能の発現が期待されている。 代表的なナノファイバーの製造方法にエレクトロスピニングがあり、溶液型と溶融型に大別される。溶融エレクトロスピニングの場合、溶媒を使用せず、高分子を加熱溶融することで流動性を付与して紡糸する点が溶液型と異なる部分である。 本講演では、溶融エレクトロスピニングであるレーザーエレクトロスピニング法によるナノファイバー化の取り組みについて解説する。
(2018年9月14日 13:50〜15:20)
エレクトロスピニング法で安定紡糸を実現したエレクトロバブルスピニング法の主要技術について解説します。本製法はノズルフリーな製法ですが、ノズル法エレクトロスピニング法での安定紡糸への解決策の糸口になるのではないかと期待します。
(2018年9月14日 15:30〜17:00)
合成繊維の技術進歩の一つの方向性は、『より細く』、『より強く』であり、本講座では、これを実現した、弊社製品のナノフロント ® を事例として、その製造方法に加え、『細い』が故に発現する特徴的な機能について紹介する。加えて、その機能を応用した具体的商品展開についても紹介する。