本セミナーでは、スポーツ、医療・介護、自動車、農業、生活用品、包装材など、様々な分野で研究開発・応用が進むスマートテキスタイルについて取り上げ、その要素技術と国内外の最先端の情報を詳しく解説いたします。
第4次産業革命に入り、世の中はAI、ロボット、IoT、クラウドなどのキーワードに代表されるように益々便利な世の中へとシフトして行きます。繊維産業も大きくその形態を変え、「賢い繊維」 (スマートテキスタイル) 製品の開発とモノづくりへの展開が加速されだしました。日本では欧米に遅れてスマートテキスタイルの研究が着手されましたが、2015年から始まったウェアラブルEXPOの影響もあり、この4年間で日本のスマートテキスタイル開発も大きな進展を遂げてきました。電気・電子材料を衣類に装着したいわゆるe – テキスタイルが主となりますが、日本では特に要素開発が進みました。一方、ヨーロッパ、アメリカではモノづくりが先行し、色々なスマートテキスタイルが実際に広く展開しています。 本講演ではスマートテキスタイルの定義から欧米の取り組みの歴史、スマートテキスタイル製造のための要素技術、世界の最先端のスマートテキスタイル産業の現状を紹介します。