プラスチック加飾技術の基礎と最新動向

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近年、見栄えが商品選択の重要な要素になっており、特に若者でこの傾向が顕著であると言われている。プラスチックは各種の特徴があるすばらしい素材であるが、通常の成形だけでは、安っぽく見える、冷たい感じがするなどの課題があり、これを解決し、見栄え、高級感を向上させて、消費者の感性に則した商品を得る手段として「加飾」がますます注目され、単なる加飾から、「機能性付与加飾」、「塗装代替え加飾」へと進展している。  本講演では、「フィルム貼合・転写加飾」、「NSD (Non Skin Decoration) 」、「ソフト加飾」、「構造色加飾」、「進歩した二次加飾」など主要な加飾技術、ならびに、「機能性付与加飾」、「自動車外装部品の塗装代替え加飾」、「繊維複合材料の加飾」などの注目される動向を多くのサンプルを提示し、実例をあげて具体的に解説する。また、今後の方向を示す。

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開催予定

プログラム

  1. 加飾技術概要
    1. プラスチックの加飾について~加飾とは、なぜ加飾か
    2. 加飾技術の分類
    3. 品質と高級感
    4. 能性付与加飾、塗装代替え加飾技術の概要
    5. 加飾の最近のトピックス
  2. 主要加飾技術の動向
    1. フィルム転写・貼合加飾成形の展開~現在最も注目度の高いフィルム貼合・転写加飾
      1. 位置づけ
      2. 加飾フィルム
      3. 成形方法~注目される布施真空のTOM工法、Neo – TOM工法
      4. 国内外成形品例、用途、需要
    2. NSD (特別な表面層を用いない加飾技術) の展開~NSDは表面品質向上技術から加飾技術へ
      1. 着色加飾 (モールドインカラー)
      2. シボ技術
      3. H&C (ヒート&クール) など高品位表面転写技術 (HQT)
    3. バイオミティクス/構造色加飾の開発と展開
      1. バイオミティクス~自然界の優れた性能を製品に応用
      2. 構造色のしくみ~着色材不要の着色
      3. 各種構造色加飾
    4. ソフト表面加飾の進展~手触り、心地よさを付与する加飾
      1. 主要なソフト表面加飾
      2. 本格的なソフト加飾
      3. ソフトフィール加飾
    5. 進歩した印刷~印刷などの二次加飾が見直され、あらたな展開が
      1. UV硬化インクジェット印刷
      2. 高精細曲面印刷など
    6. その他の加飾技術
      1. 真空製膜
      2. めっき
      3. 塗装
      4. 植毛
    7. 繊維複合材料の加飾~繊維複合材料特定の加飾技術も
  3. 塗装代替え自動車外装部品の検討
    • 地球環境問題から進展が期待される
    • プラスチックの特徴を生かした新たな自動車外装 (外板)
      1. フィルム貼合・転写
      2. モールドインカラー
      3. IMP (インモールド塗装)
  4. 加飾分野の動き
  5. 加飾の今後の展開
  6. 加飾技関係の最近の主要書籍、文献

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