本セミナーでは、唇の生理と触感の基礎から解説し、口唇化粧料の設計、物性制御、感触評価について、肌用化粧品と比較して詳解いたします。
また油性ゲルの物性制御と品質トラブル、トラブル対策について解説いたします。
唇は、肌に比べて角層が薄く無防備で、感触が敏感でありながら、動きが激しく、食器など他の物質との接触が多い。つまりそこに塗布をする口唇化粧品は肌用化粧品とは異なった性能が求められる。 本講演では、唇の生理、触感、物性に基づいた化粧品設計に必要な因子と、化粧品の性能評価や数値化技術について、特に肌用化粧品との比較の観点から解説をおこなう。 また、唇用化粧品の基剤である油性ゲルについて、その物性制御技術と品質トラブルの原因についても説明をする。