イノベーションを生み出す「働き方改革」と研究所の作り方

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プログラム

第1部. ファンケルにおける研究開発部門の働き方改革とイノベーション創出への取り組み

(2018年6月28日 10:00〜11:30)

 研究部門における働き方改革の成否のポイントは、「限られた時間・人員の中で、如何に短期に効率よく確率高く研究成果を出すか (生産性向上) 」にかかっている。ファンケルでは、化粧品・健康食品という商材の研究開発を行っており、比較的スピーディな成果創出が求められる。  本講演では、研究所における効率的な成果創出の試み、成果創出に対するモチベーション向上のための試みを例示しながら、短期的な商品開発のための研究だけでなく、将来のイノベーション創出 (新たなる研究領域への挑戦) に繋がるような研究の進め方を紹介する。

  1. 全社的な働き方改革への取り組み
  2. 研究現場における働き方改革の考え方
  3. 効率的な組織の在り方
  4. 成果創出確率の向上のための取り組み
  5. 効率的な研究テーマ設定
  6. 事業部門とのコミットによるテーマ設定
  7. 研究のコンカレント化
  8. 働き方改革における研究員のモチベーションアップ
  9. 研究所における人事制度
  10. マーケットイン的とプロダクトアウト的テーマ設定
  11. 組織 (機能) 連携によるイノベーション創出への取り組み

第2部. 富士ゼロックスにおけるイノベーション創出研究の現場

(2018年6月28日 12:15〜13:45)

 富士ゼロックスは設立から50年以上にわたって着実な発展を遂げてきた。 堅実なコピー産業とプリント産業が会社の堅成長を支え、同時にこのことが会社の文化を形成し、新たなビジネスの創出を妨げてきた。そして今、この堅実な産業構造に陰りが迫っている。変革が求められる富士ゼロックスにおいて、研究技術部門はどう動いているのか。研究現場の視点から、研究者のあるべき姿、研究管理のあるべき姿を議論してみたい。

  1. 富士ゼロックスの研究開発部門
  2. 富士ゼロックスの歴史と現状
  3. 富士ゼロックスの未来創出研究
  4. 富士ゼロックスでの研究者の働き方
  5. 私自身のこれまでの研究の紹介
  6. 持続的企業が陥るイノベーションのジレンマ
  7. 持続的企業の研究者のあるべき姿

第3部. テルモにおける働き方改革と風土、意識の変え方

(2018年6月28日 14:00〜15:30)

これからの経営の本質は、サスティナビリティです。その中心はあらゆる場でのイノベーションです。また継続的なイノベーションが必要です。オープンイノベーションも必要です。その原動力は、現場での能力発揮です。そのために、現場力が最大限発揮できないと成果は、出ません。ところが、従前の無駄なヒエラルキーと管理方法が現場力発揮を妨げています。またイノベーションについてもテクノロジーとの混同が混乱を招いています。イノベーションはバリューの創出とその浸透です。現場の活性化と余裕を与えのは、働き方改革です。まさに働き方改革はこれからの経営の中心です。優良企業の実践例を踏まえて具体論を説明します。

  1. これからの経営の中心
  2. イノベーションの誤解
  3. 従前の方法論の間違い
  4. 現場力発揮の方法論
  5. 優良企業の具体例
  6. 自前主義からの脱却
  7. 倫理と経営哲学
  8. 人工知能との共存
  9. 哲学と人工知能
  10. 人財育成と働き方改革

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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