(2018年6月28日 10:00〜11:30)
研究部門における働き方改革の成否のポイントは、「限られた時間・人員の中で、如何に短期に効率よく確率高く研究成果を出すか (生産性向上) 」にかかっている。ファンケルでは、化粧品・健康食品という商材の研究開発を行っており、比較的スピーディな成果創出が求められる。 本講演では、研究所における効率的な成果創出の試み、成果創出に対するモチベーション向上のための試みを例示しながら、短期的な商品開発のための研究だけでなく、将来のイノベーション創出 (新たなる研究領域への挑戦) に繋がるような研究の進め方を紹介する。
(2018年6月28日 12:15〜13:45)
富士ゼロックスは設立から50年以上にわたって着実な発展を遂げてきた。 堅実なコピー産業とプリント産業が会社の堅成長を支え、同時にこのことが会社の文化を形成し、新たなビジネスの創出を妨げてきた。そして今、この堅実な産業構造に陰りが迫っている。変革が求められる富士ゼロックスにおいて、研究技術部門はどう動いているのか。研究現場の視点から、研究者のあるべき姿、研究管理のあるべき姿を議論してみたい。
(2018年6月28日 14:00〜15:30)
これからの経営の本質は、サスティナビリティです。その中心はあらゆる場でのイノベーションです。また継続的なイノベーションが必要です。オープンイノベーションも必要です。その原動力は、現場での能力発揮です。そのために、現場力が最大限発揮できないと成果は、出ません。ところが、従前の無駄なヒエラルキーと管理方法が現場力発揮を妨げています。またイノベーションについてもテクノロジーとの混同が混乱を招いています。イノベーションはバリューの創出とその浸透です。現場の活性化と余裕を与えのは、働き方改革です。まさに働き方改革はこれからの経営の中心です。優良企業の実践例を踏まえて具体論を説明します。