(2018年6月21日 10:30〜12:00)
企業の研究開発活動においては様々な発明が生まれますが、それぞれの発明について、企業の事業戦略に合わせた最適な活用を図ることが重要です。従って、それぞれの発明を事業戦略、開発戦略、知財戦略に基づいて評価し、どのように権利化し活用するのかを決定していく方法をキヤノンの事例を交えて紹介します。更に、権利化途中あるいは権利化後の様々な段階でも事業や開発の状況変化および先行技術の発見に応じて評価は変化します。 この様な変化に応じた対応も重要ですので、権利化途中および権利化後の特許の棚卸しについてキヤノンの事例を交えて紹介します。
(2018年6月21日 12:45〜14:15)
開発成果として生み出された発明について特許出願を行うことは、企業の知財活動における重要事項のひとつである。とはいえ、発明者から提案された案件をそのまま特許出願してしまうと重要技術が公開されてしまい、特許出願が技術流出の一助となってしまう。そこで、どのような案件について特許出願するのか、あるいはノウハウ秘匿するのかを判断することが必要となる。 本講演では、当社が取り組んだ特許出願とノウハウ秘匿の基準づくりについて説明する。また、特許の権利維持と放棄についても紹介する。
~権利維持・放棄、特許出願、ノウハウ秘匿~
(2018年6月21日 14:30〜16:00)
近年の経済状況下においては、特許出願費用、特許維持費用等の知的財産権に関連する費用についても効率的な運用が要求されている。しかしながら、我々のような材料メーカーは、研究着手から製品化までに比較的時間を要し、特許維持等の判断を短期で行うことは難しい。 本講演では、住友ベークライトの知財活動について概説した後、特に「権利化戦略」、「ノウハウ秘匿」および「権利維持・放棄等の特許棚卸し」に関する取り組みについて紹介する。