これからの自動車の形態はどうなるのか? EVが主流? 内燃機関が生き残る? 対応すべきKey技術は?

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会場 開催

本セミナーでは、マイルドハイブリッドシステムを含めた電動化技術の概要とそれぞれの技術的難易度を理解して頂きます。
その上でエンジン改良における技術課題をエネルギーの損失という観点で整理し、ガソリンエンジンでは希薄燃焼/高圧縮比化、ディーゼルエンジンでは低圧縮比化/低スワール化をキー技術として、これまで開発されてきた技術と燃費改善効果、さらには将来の熱効率50%Overに向けたエンジンの最新技術動向について解説し、最後にCOP21パリ協定でのCO2低減目標の実現に向けた、自動車のロードマップについて解説いたします。

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開催予定

プログラム

2030年以降、エンジン車を廃止するという中国、ドイツ、イギリス、フランス政府発表を契機に、今後電気自動車や燃料電池車が次世代自動車の主流を占めるのではという報道がなされていますが、それぞれの技術的難易度のみならず、インフラ整備など先進国においてさえも解決すべき課題が依然多い一方、年間一億台近い新車販売台数のうち新興国が60%以上を占めているのも事実です。  エンジンにおいては地産地消の観点で使用燃料の多様化 (カーボンフリー化) を考えることとあわせ、さらなる熱効率の向上が重要となってきています。  本セミナーでは、マイルドハイブリッドシステムを含めた電動化技術の概要とそれぞれの技術的難易度を理解して頂きます。その上でエンジン改良における技術課題をエネルギーの損失という観点で整理し、ガソリンエンジンでは希薄燃焼/高圧縮比化、ディーゼルエンジンでは低圧縮比化/低スワール化をKey 技術として、これまで開発されてきた技術と燃費改善効果、さらには将来の熱効率50%Overに向けたエンジンの最新技術動向について解説し、最後にCOP21パリ協定でのCO2低減目標の実現に向けた、自動車のロードマップについて解説します。

  1. 自動車を取り巻く環境と技術対応の俯瞰
    • 地球温暖化、エネルギーセキュリティ、大気汚染という課題に対して、内燃機関車、電動車の技術的難易度を明確にし市場への導入優先度をわかりやすく解説します。
      1. 取り巻く環境と対応技術
      2. 内燃機関、次世代車の分類
      3. HV車の分類
      4. PHVの概要
      5. EVの概要と技術的課題 特にバッテリエネルギー密度の改善シナリオ
      6. FCVの概要
      7. 次世代車の市場導入優先順位
  2. 環境課題への対応
    • IPCC5次レポートを受け、COP21 (パリ協定) にて、各産業セクターでの2050年に向けてのCO2低減目標が明確になりました。自動車業界ではこれを受け、現在60トン排出しているCO2を2050年までに70~80%低減する必要があります。
      本章では、今後の世界販売台数の予測から、これからのCO2排出量を見積もり、燃費規制をどこまで強化する必要があるかを解説し、あわせてカルフォルニア州のZEV規制、中国のNEV規制について自動車業界へのインパクトについて述べます。
      1. IPCC5次レポート
      2. セクターごとのCO2排出量
      3. 各国のCO2規制
      4. 運輸セクター (自動車) のCO2低減目標
      5. カルフォルニアZEV、中国NEV規制
      6. 脱石油に向けたエネルギー対応
      7. 各種エネルギーのWtWとエネルギー密度
  3. これからの自動車の先進技術技術開発

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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