導入候補化合物のTPPは、製薬企業の事業戦略と自社パイプラインから自ずと決まるものですが、自社開発化合物と違い、導入候補化合物のTPPは導出側企業が独自の事業戦略に基づいて決定しているために、導入側企業が期待するTPPと導出側企業のTPPとのマッチングが問題になります。また、導出側企業からライセンスフィー以外に、医薬品市場全般における競合回避の要望などが出されることも多い。その結果、医薬ライセンスを成功させるためには導入側企業が柔軟にライセンス戦略を立てることが重要です。
そこでこのセミナーでは、導入候補化合物のTPP設定と、最近、増加している中途解約などにおけるGo/No Goの判断方法について考察します。
- 医薬ライセンス失敗の原因
- 意思決定に必要な高品質のデータ不足
- 交渉継続に必要な予算不足
- 意思決定の遅れや曖昧さ
- 仕事のやり方の違い
- 導入候補化合物のTPP設定の留意点
- 対象疾患と投薬対象患者
- 医療ニーズ
- ライセンス化合物の評価
- 一般的な情報収集方法
- 情報源の選別
- 変動要因とその取り扱い方
- 売上予測
- 医薬品を取り巻く環境の変化
- 企業ごとに異なる社内事情
- 不確定要因の取り扱い方
- 新しい医薬ライセンス戦略の考え方
- 創薬バリューチェーンのライセンス戦略
- 抗がん剤に見る新しいライセンス戦略
- オープンイノベーションのライセンス戦略
- 医薬ライセンスのGo/No Goの判断方法
- 研究開発の成否以外のリスク要因
- Go/No Goの判断方法
- リスクマネジメント
- リスク回避がクローズアップされてきた背景
- 中途解約の増加
- リスク回避策