CFRTPの成形技術と自動車部品への応用

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プログラム

第1部 熱可塑性プリプレグの開発とマーケティングビジョン

(2018年8月9日 10:00~11:30)

 帝人グループが目指す、熱可塑性複合材料の将来ビジョンのご紹介とそれに伴う熱可塑性プリプレグの開発についてご紹介致します。  また、現在上市されている材料および開発中の材料について、その特徴と特性をご紹介し、目指している市場と用途についてご説明致します。  そして、市場で受け入れられる為のコストを構成し、その大きなパートである成形加工コストを最適化する為に必要な要因をご紹介したいと思います。

  1. 熱可塑性複合材料の将来のビジョン
  2. 熱可塑性プリプレグについて
  3. 市場と用途について
  4. 成形加工について

第2部 炭素繊維強化プラスチックの二次加工製品への取り組み

(2018年8月9日 11:40〜13:10)

 本講座では、7年ほど前から市場に流通し始めたCFRTP (熱可塑性炭素繊維強化プラスチック) の様々な成形法とマルチマテリアル化を想定した接合技術、加工技術をお話しさせていただく。  当社は、自動車の試作板金部品を事業の柱として来た会社であり、自動車メーカー、一次サプライヤーの開発部門とのつながり、直接話を伺える点が強みである。  将来を見据え材料置換が起ころうとも問題なく舵が切れるよう7年程前からCFRTPの研究開発、顧客との共同開発を進めて来た。社内にてプレス用金型、樹脂射出成型用金型が作れることから双方の技術を融合しハイブリッド成形金型、H&C金型の製作も行っている。

  1. CFRTP取り組みの背景
  2. CFRTP各種素材を用いた成型事例紹介
  3. CFRPとCFRTPとの比較
  4. 鉄との比較
  5. 成型設備と加工技術の領域
  6. 開発テーマ1:大型複雑形状製品の1分成形技術の開発
  7. 開発テーマ2:温調金型による深絞り成形・工程削減成形技術の開発
  8. 開発テーマ3:CFRTP+CFRTP、CFRTP+金属の接合技術の開発
  9. 開発テーマ4:CFRTPのハイブリッド成形技術の開発
  10. 開発テーマ5:CFRT+金属の一体成形技術の開発
  11. 開発テーマ6:ヒート&クールハイサイクル成形技術の解発
  12. 開発テーマ7:W/Jによる3次元・高精度・高効率加工技術の開発

第3部 CFRTPハイブリッド成形技術の開発と自動車部品への適用

(2018年8月9日 13:50〜15:20)

 弊社のC (G) FRTPハイブリッド成形技術と、成形システムにより自動車部品の量産化が図られたと言う実績を理解していただくと同時に、弊社にはトライ用のラボ・試作機を保有しており、その技術及び設備を活用して聴講社の方々のCF (GF) 化の製品展開が加速される事を期待します。

  1. ハイブリッド成形の概要と特徴
    1. ハイブリッド成形とは
    2. ハイブリッド成形装置
    3. ハイブリッド成形の工程
    4. ハイブリッド成形のメリット
    5. ハイブリッド成形と従来工法の比較
  2. ハイブリッド成形システム
    1. プレス装置の概要と特徴
    2. 加熱装置の概要と特徴
    3. 搬送装置の概要と特徴
  3. SATOHのハイブリッド成形装置及びシステム事例紹介

第4部 CFRTPを用いた自動車用シャシーの製作技術

(2018年8月9日 15:30〜17:00)

 本講演では、名古屋大学ナショナルコンポジットセンター (NCC) で実施している非連続炭素繊維強化CFRTP (LFT – D) を用いた自動車車体構造のCFRTP化プロジェクトの最新の成果の概要を紹介し、今後の方向性について考察する。

  1. NCCプロジェクト紹介
    1. その背景
    2. 研究の実施体制と参加メーカー
    3. 研究の目標と技術課題、プロジェクト全体計画
  2. キー技術:LFT – D 工法
    1. 概念紹介
    2. 必要な設備整備とその改良状況
    3. 欧米でのLFT – D研究の紹介
    4. 技術開発から得た克服すべき課題の認識とその状況
    5. 製造した代表的部品と製造時のビデオの上映
  3. 剛性不足を補う連続繊維熱可塑CFRPとのハイブリッド成形
  4. 学術的研究の紹介/繊維長分布を記述する新しい関数提案
    1. 場所による繊維配向の違いを検出する新しい計測手法
    2. 樹脂流動を予測する新しい理論的手法
  5. プロジェクトで開発した非常に進化した流動予測ソフト
    1. 能力紹介
  6. 非破壊検査手法の評価
  7. 主たる接合手法としての超音波融着技術の開発
    1. 条件設定
    2. 評価手法
  8. 金属とLFT – Dの融着技術開発状況
  9. 最終評価試験である全シャーシ評価試験準備状況の紹介

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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