建築・住宅分野用高分子の材料開発と求められる特性、技術動向

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会場 開催

本セミナーでは、断熱材、蓄熱材、シーリング材、接着剤、塗料など建築・住宅分野用高分子について取り上げ、求められる防水透湿性、難燃性、断熱性や押さえておくべき規制、耐久性予測手法まで網羅的に解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 建築分野における高分子材料の性能特性及び動向 (基礎から応用まで)

(2018年7月25日 10:30〜14:45)

 この講座は、建築分野で使用される高分子材料について基礎から応用・最新技術までの状況をまとめて体系的に解説するものです。従って、建築分野で使用される高分子材料について要求される特性及びそれらの動向を広く取り上げます。具体的には、高分子材料の建築部位への展開、断熱材の性能、高分子材料の難燃化技術、内外装材の使用状況などを網羅し、これらのテーマについて基礎から応用、最新技術までをわかりやすく解説します。また、市場動向 (統計数値) や基本な技術事項に関しては最新情報を示します。  講師は永年、これらの分野で研究開発・製造業務を担当しており、また、関連原案作成委員長、国家プロジェクト評価委員なども歴任しておりますので、それらの動向を含めてわかりやすく解説したいと思います。 この分野に関心をお持ちの研究者、技術者、製造担当者などの皆様のご参加を期待しております。また、質疑応答の時間には、現在お持ちの疑問点、問題点などにも回答していきたいと思います。

  1. 高分子材料の基礎
    1. 高分子材料 (種類)
    2. 製造 (重合) 方法
    3. 成形方法
    4. 補助材料の種類・機能・使用状況
  2. 用途・部位への展開
    1. 建材としての要求性能
    2. 部位別の全体的な使用状況
    3. 屋根・外壁の使用状況
    4. 開口部材の使用状況
    5. 配管材料の使用状況
    6. 複合プラスチックの展開状況
  3. 断熱材関係
    1. 高分子系断熱材の概要
    2. 各種断熱材
      • ポリウレタン系
      • ポリスチレン系
      • フェノール系など
    3. 真空断熱システム (VIP)
    4. 屋上断熱システム
    5. 新しい規格の動向 (熱伝導率の経時変化評価)
  4. 高分子材料の難燃化技術
    1. 高分子系材料の燃焼形態
    2. 難燃化対策
    3. 難燃剤の選定・難燃化対策
    4. 防耐火建材への対応 (不燃材料・準不燃材料など)
    5. 新しい規格の動向 (新規防火性能試験など)
  5. シーリング材関係
    1. シーリング材の使用方法
    2. プライマーの使い方
    3. シーリング材の適材適所の選定
    4. 品確法への対応
  6. 塗料・接着剤関係
    1. 建築用塗料の種類、使用原料
    2. 代表的な塗料の相対的な比較
    3. 接着剤の種類、原材料
    4. 木質系材料の製造方法 (接着剤の使用方法)
    5. 新しい接着剤
  7. その他の建材への対応
    1. 建材における安全、安心への取り組み状況
    2. 高分子系建材の耐久性の予測方法
    3. 新しい法令・規制動向
    4. その他 (化学物質の適正管理など)

第2部 建築用途に求められる高分子材料とトレンド技術動向

(2018年7月25日 12:45〜14:15)

 社会動向・ニーズに、住宅が対応する場合、さまざまな側面で高分子材料を利用している。今後、ますます広がる住宅における高分子材料の可能性について述べる。

  1. 構造 (耐震、耐風) のための「接着剤、制震ゴム」
  2. 耐久 (防水、透湿、防腐、防蟻) のための「防水透湿シート、防蟻」
  3. 省エネ・健康 (断熱、開口部、蓄熱、蒸散、自然エネ、高効率機器) のための
    「真空断熱材、コーティング、潜熱蓄熱、水分拡散、封止材」
  4. 安全・防犯 (バリアフリー、接触感、視認) のための「内装部材、内装部品」
  5. まとめ
    • CLT
    • IoT
    • 室温キープ
    • 試験方法

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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