第1部 凍結防止剤の概要と 散布の現状、周囲に与える影響
(2018年7月27日 10:00〜11:40)
冬期間の交通安全の確保のために散布されている凍結防止剤や融雪剤について、その種類や散布量、散布方法を凍結防止のメカニズムと共に説明する。また散布により周辺の植生や構造物に与える影響を解説する。
- 凍結防止剤の概要
- 凍結防止剤の種類
- 散布状況
- 単価
- 凍結防止のメカニズム
- 凍結防止剤の周辺環境への影響
- 凍結防止剤の構造物への影響
第2部 凍結防止剤、融雪剤に用いられる 塩化カルシウムの概要とその使い方
(2018年7月27日 12:20〜13:30)
弊社は冬期道路の安全確保に欠かすことのできない、塩化カルシウム (粒状) の国内唯一の製造メーカーです。塩化カルシウムは水に溶けやすく、多量の融解熱を発生するほか、水の凍結温度を大幅に下げる為、即効性のある融雪作用と凍結防止作用を発揮します。ここでは、塩化カルシウムの基本物性、凍結防止・融雪機能、使用方法、環境影響等について説明します。
- はじめに
- 凍結防止剤、融雪剤の種類
- 塩化カルシウムの製造方法
- 塩化カルシウムの基本物性
- 凍結防止剤、融雪剤としての塩化カルシウム
- 塩化カルシウムの環境影響
- 塩化カルシウムの安全性
- その他の用途
第3部 凍結防止剤による構造物の 塩害進展機構とその維持管理
(2018年7月27日 13:50〜15:00)
- 漏水や塩分付着と塩化物イオンの浸透状況の把握、構造物の損傷事例
- 塩害進展の実験
- 塩害補修における現場対応の事例
- 構造物の調査
- 現場から採取した試料の分析試験
- 診断・評価
- 捕集工法の提案と施工
第4部 プロピオン酸ナトリウムを活用した新たな凍結防止剤の開発とその応用
(2018年7月27日 15:20〜17:00)
沿道環境負荷の少ない新たな非塩化物系凍結防止剤の開発を行なうため、プロピオン酸ナトリウムに着目し、金属腐食性試験、有害物質試験、融氷特性に関する試験、植物の生育への影響に関する栽培試験、および試験道路での散布試験を行った。その結果を報告する。
- 研究の背景と目的
- プロピオン酸ナトリウムについて
- 金属腐食性試験
- 有害物質試験
- 融氷性能に関する試験
- 試験実施方法
- 試験結果
- 植物の生育への影響に関する栽培試験
- 試験実施方法
- 試験結果
- 試験道路での散布試験
- 試験の概要
- 試験方法
- 試験結果
- 今後の課題