触覚フィードバック技術とその応用事例

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会場 開催

本セミナーでは、触覚フィードバック技術について基礎から解説し、ディスプレイ、スマホ、車載コックピット、医療機器に向けた開発事例について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 デジタルファブリケーションによる質感提示と触覚ディスプレイ

(2018年7月26日 10:00〜11:30)

 インクジェットプリンタや、3Dプリンタなどのデジタル工作機器の普及によりより低価格での量産、高速での試作が可能となった.こうした技術は触覚分野においても広く活躍している。  本講演では最新のデジタルファブリケーション、触覚に関する研究やその応用例について紹介する。

  1. デジタルファブルケーション機器の普及
  2. デジタルファブリケーション機器と触覚に関する研究紹介
  3. 3Dプリンタによる質感・触り心地のデザイン
  4. 触覚を提示するディスプレイ
  5. 両面印刷による複合触覚ディスプレイの作成

第2部 超音波振動を用いた皮膚感覚提示

(2018年7月26日 12:10〜13:40)

  1. 超音波
  2. プレート形超音波振動子を用いた開発例
  3. 弾性表面波を用いた開発例
  4. ペンタブレットタイプ
  5. 液晶ディスプレイとの併用を目指して

第3部 MEMSアクチュエータを用いた機械刺激型触覚ディスプレイと電気刺激型触覚ディスプレイの開発

(2018年7月26日 13:50〜15:20)

 触覚を呈示するためには、機械的、もしくは電気的に触覚受容器を刺激する必要があります。  これが、視覚や聴覚に比べて触覚が情報通信に取り入れられていない最も大きな理由になっています。  本講座では、MEMS技術を用いた小型のアクチュエータアレイ、もしくは角質層を貫く微小針電極アレイを用いた触覚ディスプレイを紹介するとともに、今後の活用に向けて解決しなくてはならない問題について議論したいと思います。

  1. MEMSアクチュエータを用いた機械刺激型触覚ディスプレイ
    1. 触覚ディスプレイの要求仕様
    2. 変位増幅機構を有する大変位MEMSアクチュエータ
    3. 機械刺激型触覚ディスプレイによる点字、触感呈示
    4. 触覚ディスプレイが呈示する触感の定量的評価手法
    5. 触覚ディスプレイにおける逆問題
  2. 微小針電極を用いた電気触覚ディスプレイ
    1. 電気触覚ディスプレイの原理
    2. 微小針電極を用いた電気触覚ディスプレイ
    3. 静電型電気触覚ディスプレイ

第4部 脳科学とAI/機械学習で実現された3D触力覚テクノロジーと触感・体感ビジネスのパラダイムシフト

(2018年7月26日 15:30〜17:00)

 体感のデジタル化に向けたプラットフォーム展開に関連し,産総研が開発した世界初・最先端の3D触力覚テクノロジーを中心に,「触力覚」技術の実用化を支える各種アクチュエータを分析,今後アクチュエータに必要とされる性能と機能について解説する。  製品化および製品化を支える触力覚デバイス部品に関する課題・仕様を検討し,アクチュエータの性能・適性について考える。

  1. 体感のデジタル化
  2. 3D触力覚テクノロジーと三原触
  3. 3D触力覚テクノロジーと体感ビジネス
  4. 世界の動向、ニーズについて
  5. デバイスについて
  6. アクチュエータについて
  7. 3D Hapticsによるライフスタイル・イノベーション

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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