本セミナーでは、3Dプリンターを中心とした積層造形技術について基礎から解説し、現状と課題を整理し、開発動向・今後の方向性について解説いたします。
(12:30〜16:00)
各種三次元積層法 (Additive Manufacturing) (AM装置=3Dプリンター) の基本特許切れに伴い、2012年頃から3Dプリンターが再び「産業革命を起こす」可能性があるとメディアにより過熱気味に報道されてきた。しかし、最近では大方理解され、落ち着きを取り戻すとともに着実な取り組みがなされつつある。特に、「IoT、Industrie 4.0、Society5.0など」の新しい「ものづくり」との関わりから大きな期待が寄せられつつあり、今までの大量生産=安価という図式から、少量多品種=高付加価値という点で3Dプリンター活用に注目した取り組みが始まっている。しかし、そのプリント出力物 (造形物) 材料の完成度は必ずしも高いものではなく、「3Dプリンターによるものづくり」が将来大きく発展するためにはユーザーに期待される性能を有する材料開発にかかっている。そのため、欧州では、大企業を中心に材料開発に本腰を入れ始めた。この大きな流れに立ち後れないようにするためには、世界の機能性材料の多くを担っている日本企業の材料開発に期待するところである。 本講演では特に3Dプリンターへの取り組みを材料の視点から、その現状を把握するとともに、課題を整理して、ビジネスチャンスにつなげる開発動向および今後の方向性を探る。
(16:30〜17:00)
ストラタシス製 3Dプリンタ (インクジェット方式 フルカラー3Dプリンタ「J750」、FDM方式「Fortus450」、最新機種「F370」他) や同機種で造形したサンプルをご覧いただけます。
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