相関は、2つの項目の数値の関係を示します。例えば、会社の利益と「顧客リピート率」に強い相関があることが分かれば、セールス部門では「顧客リピート率」を目標の指標とするでしょう。 でも、これだけではどれくらいの「顧客リピート率」を目標とすべきか分かりません。 こんなとき、例えば「顧客リピート率」が15%upすれば、利益が10%upすると予測できれば、部署として目標数値を定めることができます。これが回帰分析です。 回帰分析を用いれば、一方の数値から、もう一方の数値を予測することができます。この予測の機能を応用して、株式の銘柄ごとのリスクを測定することもできるんです。 回帰分析を行うためには面倒な公式を使って、ややこしい計算をしなければなりません。でもExcelがあれば、こんな心配は全く必要ありません。 データを入れるだけで、一発で計算の答えが求められるのです。手計算では大変難しい重回帰分析でさえもExcelを使えば簡単にできます。 統計初心者から一歩を踏み出す絶好のチャンスです。回帰分析を使いこなして、ぜひ統計をあなたの武器にしてください。 なお、演習で使ったExcelデータはお持ち帰りいただけます。