通信は無線が標準となってきたため、機器に残る配線である給電も無線にすることで、機器を新たな視点でとらえた社会の大きな変革を期待できる。光無線給電は、既存の無線給電に比べて小型で長距離給電可能、電磁波漏洩がないという優位性を持つ.一方で、レーザ光源と太陽電池という既存のデバイスで構成する方式にもかかわらず、これまでにほとんど検討されていない。 無線給電の意義、光無線給電の優位性と課題、講師研究室におけるデバイスおよび光無線給電システムの研究状況、および、関連の最新動向を解説する。