本セミナーでは、赤外線カメラ・赤外線イメージングの基礎から、車載ナイトビジョンシステムの開発動向・技術課題・ビジネス予測、さらにキーデバイスとされる非冷却赤外線イメージセンサ技術まで解説いたします。
熱型赤外線検出器を集積化した非冷却赤外線イメージセンサのデバイス技術は、本格的なMEMS技術によるデバイスが開発された1992年から着実な進歩を続けており、現在では画素ピッチは12 µmまで縮小され、解像度はフルハイビジョンを超えるレベルに達している。高性能化と並行して、LSI/MEMS一貫生産方式やウエハレベル真空パッケージング技術などによる低コスト化でも進展がみられ、赤外線イメージングビジネスは本格的な拡大フェーズに入りつつある。 車載赤外線ナイトビジョンシステムは、自動車の夜間走行の安全性を高めるキーシステムであり、赤外線イメージングの重要な応用分野である。現状では、車載赤外線ナイトビジョンシステムの搭載は一部の高級車に限定されているが、コストの大幅な低減が現実的になってきており、2020年以降急速に普及が進むと考えられている。 本セミナーでは、車載赤外線ナイトビジョンシステムのキーデバイスである非冷却赤外線イメージセンサの基礎と開発動向、赤外線カメラの基礎および車載赤外線ナイトビジョンシステムの技術/ビジネス動向を解説する。