ベンダーオーディットにおけるデータインテグリティ勘どころ

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我が国においてGDP (適正流通基準) のガイダンスが準備されつつある。2016年度厚生労働科学研究において医薬品流通に係わるガイドラインの国際整合性に関する研究がなされ、日本版GDP ガイドライン素案が作成されたところである。また、PIC/Sの査察官むけデータインテグリティガイドラインに以下の記載がある。

一方、FDAの近年の査察においてCOAに対する以下の様な指摘が目立っている。

 このような査察指摘を受けないようにするには、供給者を適切にオーディットし、供給者のCOAにおけるデータインテグリティを確保する必要がある。 (COA: Certificate Of Analysis 分析証明書、成績証明書)  本講座では、以下のような供給者に対するベンダーオーディット (供給者監査) や社内監査におけるデータインテグリティ確認のポイントを、システムオーディタの経験をふまえ判りやすく説明する。

 300スライドにおよぶセミナーテキストと豊富な付録資料により、受講後に詳細にわたり理解を深めていただくことができる。付録CDには、データインテグリティ・ガイダンス邦訳、Part 11邦訳、Annex 11邦訳、およびCSV関連の解説など160ファイルを超える資料を収載している。

  1. データインテグリティとは
    • ALCOA原則
    • 信頼性基準など
  2. ERES対応の基礎
    • 真正性 (アクセス管理、監査証跡)
    • 見読性
    • バックアップとアーカイブ
  3. CSV対応の基礎
  4. データインテグリティ実務対応における用語
    • 生データ
    • メタデータ
    • ダイナミックレコード
    • スタティックレコード
    • オリジナルレコード
    • 真正コピー
  5. ラボにおけるFDAの査察指摘
  6. 製造におけるFDAの査察指摘
  7. 国内におけるFDA 483指摘
  8. MHRAガイダンスの要旨
  9. FDAガイダンスの要旨
  10. PIC/S査察官むけガイダンスの要旨
  11. PMDAのデータインテグリティ指摘動向
  12. FDA指摘トップ10 (140件の483分析結果)
  13. 実務対応 (コンピュータ化システム)
    • 記録の特定
      • 生データ
      • メタデータ
      • ダイナミック
      • スタティック
    • インテグリティの確保
      • アカウント管理/権限
      • システム管理者
      • データレビュー
      • 監査証跡のレビュー
      • QAレビュー
      • 監査証跡のバリデーション
    • 記録の維持
      • バックアップ/リストア
      • アーカイブ/リトリーブ
    • HPLC試し打ち指摘への対応
    • OOS処理指摘への対応
  14. 実務対応 (紙の記録)
    • ブランク書式の管理
    • 手書き記録、ハイブリッド記録、機器プリントアウト
    • WHOガイダンスにみる要件
    • 今すぐ行うべきこと/行えること
  15. サプライチェーンのデータインテグリティ確保
    • WHOデータインテグリティガイダンスにおける要件
    • PIC/S査察官むけデータインテグリティガイダンスにおける要件
  16. オーディットにおける心得
  17. 良くある質問
  18. 質疑応答

良くある質問

以下をはじめとする質問、および事前に提出いただいた質問にお答えする。

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

特典: 付録資料

各極データインテグリティガイダンスの邦訳や解説資料を電子ファイルにてご提供する。
講演では説明しきれなかった詳細を習得していただけます。

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