無機系ナノ粒子は、その材料の有する特性により、電気的、機械的、光学的、物理的が異なるために、目的とする機能性や応用も異なる。最近では、複数機能を有するナノ粒子が求められることから、多成分の組成を有する複合粒子が調製されることが多い。
本講義では、シリカ系粒子を中心に、無機系の複合系ナノ粒子について述べる。
- 無機ナノ粒子の分類とその特性
- 組成及び形状での分類
- 粒子の機械的特性
- 粒子の電気的特性
- 粒子の光学的特性
- 粒子の熱的特性
- 無機粒子のキャラクタリゼ – ションについて
- 粒子のアルカリ又は酸への溶解性
- 粒子の有機溶媒への分散性
- 濃度と粘度の関係
- 粒子径と光の透過率の関係
- 粒子径分布と粘度、透過率への影響
- 粒子径分布と濃縮安定性
- 無機粒子の表面処理の設計とテクニック
- 表面処理の基本的な設計
- 表面処理方法の分類とテクニック
- 具体的な例題
- 無機ナノ粒子の4つの機能とその応用
- 無機粒子の機能
- 大きさ (粒子径)
- 形状
- 表面
- 構造 (組成)
- 機能に応じた応用例
- 今後、期待される無機粒子について
- 無機有機複合粒子
- 多孔質ナノ粒子
- 単分散無機粒子 (球状、異形状)
- 無機複合粒子