拒絶理由通知に的確に対応するには、適切な知識が必要です。また、実際の拒絶理由通知に対して、知識を「応用」できなければ意味がありません。拒絶理由通知への対応の巧拙により、取れるはずの権利が取れないこともあります。
本セミナーでは、主に化学・材料系の特許出願で、拒絶理由対応の成功率を向上させる知識・ノウハウを解説します。具体的にご理解頂けるよう、多くの判決例や仮想事例に基づき解説を進めます。また、知識・ノウハウを「応用できる」ようにするため、拒絶理由通知に対する対応案を各受講者に検討頂く「演習」を行います。実務経験が浅い方にもご理解頂けるよう、基礎的な事項から説明しますが、経験の豊かな方にとっても有用なノウハウも数多く紹介予定です。一日完結のセミナーですが、受講後には確実に拒絶理由対応力が向上しているはずです。
- 基礎知識の整理、確認
- 何のための特許権か
- 特許出願から権利化までのフロー
- 特許要件
- 拒絶理由通知の読み方
- 拒絶理由通知を受け取ったら … まず確認すべきこと
- 拒絶理由通知の「行間」「メッセージ」を読み取る
- 「引用発明」について
- 補正について
- 補正の制限 … どんな補正が許されるか
- 除くクレーム
- アピール力が高い意見書の書き方
- 特許の「審査」の意味
- 審査基準と審査官
- 意見書の「体裁」例
- 意見書において留意すべきこと
- 進歩性拒絶への対応
- 進歩性有無のボーダーライン
- 必要最小限の補正の見極め
- 適切な反論手段の選択
- 実施例の不足を補うために採り得る手段
- 事例紹介
- 化学・材料分野特有の事項
- 化学・材料分野の記載不備
- 数値限定発明
- パラメータ発明
- 選択発明
- 演習
- 各受講者にて、拒絶理由通知を読んで頂き、反論・補正案を検討頂く予定です