(2018年7月31日 10:30〜12:30)
リチウムイオン電池の劣化は広い意味で考えると安全性と特性の問題になります。これらの問題は各種規格試験やバッテリーマネジメントシステムと関連があります。劣化診断は長期の運用期間中にリチウムイオン電池の状態や残存性能を推定することによって規格試験やバッテリーマネジメントシステムを補完する技術です。そして、今後IoTによる電力エコシステムとして展開が予想されるバッテリーアグリゲーションでは、劣化診断技術の活用が期待される領域があります。以上の内容の基礎と概要について、できる限り俯瞰的に説明します。
(2018年7月31日 13:15〜16:00)
リチウムイオン蓄電池の基本原理とSEI劣化や正極劣化のメカニズムについて解説し、電池材料の違いによる特性などについても概要を述べる。劣化速度を決める要因として、電流値、充電率 (SOC) ,温度などの基本パラメータに対する依存性を説明する。電池の発熱と冷却のメカニズムについても説明し、個別セルの温度を求める方法と冷却の効果に関して説明する。 理論式を劣化解析や予測に展開するためのシミュレータの構築方法について説明し、劣化特性の高精度化のためのキャリブレーション方法についても説明する。
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