本セミナーでは、電気化学の基礎から解説し、実際の燃料電池、特に固体高分子形燃料電池を例にとり「電極触媒」に焦点を当て、その性能 (活性・耐久性) を支配する因子、性能向上を図るためのポイントと課題、今後の技術的展望について解説いたします。
東京五輪が開催される2020年に向けて、東京都では燃料電池自動車を6千台以上、燃料電池バスを100台以上導入する目標を立てています。また五輪後を見据えて策定された「選手村地区エネルギー整備計画」では、晴海地区に水素ステーションや水素パイプラインを整備し、住宅や商業施設への定置用燃料電池の導入、都心との間の燃料電池バスの運行など、環境先進都市のモデルとなる街づくりを目指します。 東京都に限らずこのような水素エネルギー導入計画は日本全国で進んでおり、燃料電池という言葉を耳にすることは今後ますます増えていきます。燃料電池関連の今後のビジネスを考える上で、燃料電池の仕組みや使われている材料、現状の課題などを今一度整理しておくことは大変重要です。 本セミナーでは、燃料電池の基本を今一度振り返っておきたい、今のうちにもう少し理解を深めておきたい、という方々の受講を念頭に置き、まずは燃料電池の仕組みを理解するために必要な電気化学の基本から解説します。ここでは電気化学によくある数式の導出などは必要最小限にとどめ、電気化学反応が進行する様子のイメージを作っていきます。その後、実際の燃料電池、特に固体高分子形燃料電池を例にとり、その心臓部として働いている「電極触媒」に焦点を当て、その性能 (活性・耐久性) を支配する因子、性能向上を図るためのポイントと課題、今後の技術的展望などについて解説していきます。 本セミナーでは、実際に水素エネルギーや燃料電池関連の業務に関わっている方だけでなく、関わり始めたばかりのためもう少し基本的な事項を理解しておきたい方、これから水素エネルギー分野のビジネスに参入したい方など、技術系以外の方も含めて受講することをお勧めします。
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