ドライバ状態の検出・推定と自動運転への応用

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開催予定

プログラム

第1部 腕の力学的アドミッタンスによるドライバの状態推定

(2018年7月12日 10:00〜11:30)

  1. はじめに
  2. 力覚操舵支援の紹介
  3. 力学的アドミッタンス
  4. 表面筋電位
  5. 緊張度の推定
  6. 眠気の推定
  7. おわりに

第2部 心拍センサーを用いた心拍変動解析とドライバ状態推定および医療への応用

(2018年7月12日 12:10〜13:40)

 ウェアラブルデバイス等で簡便に計測・解析できる自律神経指標として、心拍数変動 (Heart Rate Variability; HRV) が近年注目を集めている。この指標の計測・解析方法の基礎と、それを実現するウェアラブルシステム、またその技術のヘルスケア領域 (主に居眠り運転の予知) および医療への応用事例について紹介する。  心電図ならびに心拍変動解析に関する基礎知識と、それらを計測・解析するウェアラブルシステムの設計・開発と評価、およびそのヘルスケアと医療への応用について修得できる。

  1. 背景
    1. ウェアラブルヘルスケアを取り巻く市場・学術背景
    2. ウェアラブル機器を用いたヘルスケア技術の障壁
  2. 基礎知識
    1. 心電図と心拍数変動の基礎知識
    2. 心拍数変動解析のルール
    3. 心電図・心拍数変動計測の課題
  3. 開発技術
    1. ウェアラブル心拍変動計測システム
    2. 試作システムの精度・信頼性評価
    3. 多変量統計的プロセス管理技術による心拍変動異常検出
  4. 応用
    1. てんかん発作予知への応用
    2. 居眠り運転予防への応用

第3部 眼球運動を指標とした注意・覚醒度状態の検知技術

(2018年7月12日 13:50〜15:20)

 ドライバの注意・覚醒度状態は、運転の安全性を考えるうえで欠かすことのできない重要な要素です。その注意・覚醒度状態を感度良く反映するとされるのが眼球運動です。眼球運動はカメラによる非接触・非拘束での計測が可能であり、近年においては、映像・画像処理技術の進歩により、日常場面でも眼球運動を測定できるようになりました。  本講座では、こうして明らかになってきた眼球運動と注意・覚醒度状態との関係性について、最近の知見を紹介します。

  1. 眼球運動の制御機構
  2. 注意・覚醒度状態の指標となりうる眼球運動の種類と特徴
    1. サッカード運動
    2. 前庭動眼反射
    3. 輻輳性眼球運動
  3. 注意・覚醒度状態の評価方法
    1. 注意・覚醒度状態の基準とその測定方法
    2. 眠気の自覚と覚醒度の違い
    3. 覚醒度と反応時間の関係
  4. 注意・覚醒度状態と各種眼球運動の関係性
    1. サッカード運動
    2. 前庭動眼反射
    3. 輻輳性眼球運動
  5. まとめ

第4部 自動運転へ向けたドライバー状態のセンシングとモニタリング技術

(2018年7月12日 15:30〜17:00)

 運転中のドライバーの顔をセンシングすることにより、手動運転/自動運転含むさまざまなシーンで車の安全性・快適性向上に貢献する機能が実現できる。  本講座では、画像によるドライバモニタリングの基礎となる、顔画像センシング技術についての全般的な知識を得られるほか、ドライバーのさまざまな動作・状態を高精度にとらえるための時系列ディープラーニングを活用した高精度なドライバー状態推定技術、さらにより深い内面状態推定について最新の知見が得られる。

  1. 自動運転社会に求められるドライバー理解
  2. 顔画像センシングの概要
    1. 顔検出
    2. 顔向き、視線、眼開閉状態検出
    3. その他の顔画像センシング技術
  3. 時系列ディープラーニングを活用したドライバー状態モニタリング
    1. 運転集中度センシングの概要
    2. CNN
    3. RNN
  4. ドライバー内面状態推定への進化

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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