クルマ、車両、航空機の軽量化にむけて、従来の金属材料 (鋼材) の一部が、アルミニウムや複合材料 (CFRP&CFRTPなど) のような軽くて、強靭な材料への採用が進んでいる。接合の手段も従来の溶接に替わり、異種材料の接合が可能な接着 (接着剤接合) の採用に拍車がかかっている。
このセミナーは、異種材料の構造接着、新構造用接着剤、異種材料の接着、金属の表面処理、プラスチックの表面処理を主眼にしている。
日本の接着技術は世界のトップレベルであるとの認識であったが、実用レベルで市場を見るならば、必ずしもそうでない。特に自動車構造用接着剤の実用においては、ドイツなどヨーロッパに大きく遅れを取っている。以上のことから「異種材料の構造接着技術」、「自動車・車両構造用接着技術の最新技術動向」の2つを学習して欲しい。
- 第1部 異種材料の最新接着技術
- 接合手法の長所・短所
- 何故、異種材料の接着なの?
- 金属とプラスチックの接着
- 接着の阻害因子
- 金属表面構造と特性
- 表面処理の必要性と工法
- プラスチックの表面処理
- プラスチックの表面処理手法
- 表面処理硬化の確認
- 軟鋼板とCFRPの接着
- 軟鋼板とPPの接着
- PPの表面処理 (イトロ処理)
- PAの接着・接着剤・表面処理
- フッ素樹脂と他材の接着
- 金属とゴムの接着
- 被着材の組み合わせと接着方法
- ゴムの簡易鑑別法
- 各種ゴムの性能
- ゴム用配合剤
- ゴムの加硫接着
- 各種ゴムの表面処理
- 加硫ゴムの表面処理手法
- 加硫ゴム用接着剤
- 接着事例
- 第2部 自動車・車両・航空機用構造接着技術の動向
- 一般的な自動車製造工程
- 代表的な接着関連材料
- 自動車における粘着・接着材料の使用部位
- 構造用接着剤の適用部位
- スポットウェルドボンディング
- ヘミング用接着剤
- ダイレクトグレージング技術
- ブレーキ部品の接着
- 軽量化に向けての指針
- 車両用パネルの接着
- フィレットの効用
- 航空機構造部材の接着接合
- 航空機に使用される軽量材料&高強度材料
- 被着材の各種表面処理法と特性
- 航空機構造接着継手の技術課題
- 構造接着と構造用接着剤
- エポキシ樹脂系構造用接着剤
- 第2世代のアクリル系接着剤 (SGA)
- ポリウレタン系構造用接着剤
- PP用、変成シリコーン系接着剤
- PP用反応形アクリル系構造用接着剤
案内割引・複数名同時申込割引について
シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 24,000円)となります。
- Eメール案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 44,444円(税別) / 48,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 66,667円(税別) / 72,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 88,889円(税別) / 96,000円(税込)
- Eメール案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
アカデミック割引
- 1名様あたり 13,889円(税別) / 15,000円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。