水系バインダを用いたスラリーの分散技術と電池特性

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バインダは、活物質や導電助剤、集電体などの電極材料の結合に用いられる。近年、負極ではスチレンブタジエンゴム (SBR) 系の水系バインダが用いられるようになってきたが、正極では高電位で二重結合が酸化劣化されやすい問題がある。代表的なバインダであるポリフッ化ビニリデン (PVdF) は、水には溶解しないためスラリー溶媒としてN – メチル – 2 – ピロリドン (NMP) が必要となる。最近、NMPが与える環境負荷や人体への影響等が懸念され、環境付加の小さい様々な水系バインダが開発されている。  本講演では、各種のバインダを用いた電極特性と、水系スラリーの混練方法について取り上げ、水系バインダを用いた電極の特性と課題、そしてその対策方法について紹介する。

  1. リチウムイオン電池の構成材料と製造工程
  2. 正極用バインダの開発
    1. 酸化物系正極と中和技術
    2. オリビン系正極と耐熱性バインダ
    3. 硫黄系正極と水系バインダ
    4. 水系バインダとスラリー混練技術
  3. 負極用バインダの開発
    1. 水系バインダを用いた黒鉛系負極と釘刺し安全性
    2. 合金系負極と各種バインダ
    3. 無機系バインダを用いたシリコン系負極
  4. 今後の展望

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
101-0054 東京都 千代田区 神田錦町3-21
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