本セミナーでは、化粧品の使用感・官能評価の考え方、評価のポイントなど基礎から、豊富な事例を交えて解説いたします。
化粧品で使用感が重視されるのはなぜか。「化粧品の特徴・使用感の見える化」をはじめて試みた「実験VOCE (講談社) 」20年の化粧品評価ノウハウを、様々なエピソードを交えてお話しする。お客様 (消費者) が化粧品に求めているものは、何なのか、単に「肌を守る」「シワを目立たなくする」という有用性だけでなく、「使って、心地よい」ことが求められ、それをわかり易くみせることが非常に有効だということをお話ししたい。ロングセラー商品は、ことごとく使用感触が良い。しかしながら、良い使用感触や仕上がり感は、官能評価によってのみ確認できるものであり、化粧品において官能評価が最も重要な評価指標となる所以である。 本セミナーでは、更に、基本的な官能評価方法をスキンケア化粧品を使用して実習し、官能評価感覚の共有を試みる。スキンケアからメイクアップ化粧品の評価事例を通し、化粧品開発、品質管理の現場で生かせる官能評価を学んでいただく。 セミナー参加者の希望者には、あらかじめ化粧品サンプルの官能評価をお願いし、ご自身の評価感覚を講師を含めた参加者全体で共有していただくことも可能である。