医薬品の開発、販売活動にむけた医療ビッグデータ/リアルワールドデータ解析/限界・課題と新たな活用可能性

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プログラム

第1部 イチから始める医薬品の開発、販売活動にむけた医療ビッグデータ/リアルワールドデータ解析

~データベースの特徴、解析とその限界に挑戦する~

(2018年5月29日 10:30〜16:00)

 日本では国民皆保険制度の下レセプト情報を中心にその利活用が進んでいる。個々のデータベースは有益な情報を与えてくれるが、それぞれに情報の粒度やカバレッジは限定的である。したがって各種のリサーチクエスチョンに対して回答を導き出すためには、それらの情報を統合するモデリングやデータサイエンスが鍵となる。  本講座では、医療ビッグデータの現状と課題を体系的に明らかにするとともに、医薬品の開発、販売活動にむけた解析事例およびその課題と限界について学ぶ。

  1. 日本の医療ビッグデータとリアルワールドデータRWD
    • 医療におけるビッグデータ、 RWD (リアルワールドデータ) とは?
    • 医療情報データの集積状況と課題
  2. リアルワールドデータRWD
    • 医薬品販売データと宣伝活動についてのデータ
    • 民間が提供している医療情報データベース
  3. ナショナルデータベースNDBと政府統計 (オープンデータ)
    • NDBオープンデータ
    • 患者調査
    • 社会医療診療行為別統計
    • DPC導入の影響評価に係る調査
    • その他
  4. リアルワールドデータRWDを使った解析
    • リアルワールドデータRWDを活用した医薬品マネジメント
    • 医薬品開発での活用
    • 医薬品市場のモデル化とマーケティング
    • PMS、PCV (RMP) での活用
    • 医薬品のアウトカムの評価
    • 解析事例の紹介
  5. 医療リアルワールドデータRWDの課題 (ミニ演習)
    • 各データベースの活用と限界
    • 医療リアルワールドデータRWDの解析に必要なリソースと注意事項
    • 複数のデータベースからの情報の統合と解析プラットフォーム
  6. リアルワールドデータRWDから真のビッグデータの時代へ
    ~医療ビッグデータの進化と課題~

第2部 新薬開発関連業務におけるRWDの新たな活用可能性

(2018年5月29日 16:15〜17:45)

 近年、我が国においてもリアルワールドデータ (RWD) の有効活用は重要な課題となっている。臨床現場での実データ (RWD) を活用した治療実態把握にくわえて、新薬開発関連業務での活用可能性を探ることも出来うるものと考える。  本テーマでは、実際にRWDの解析事例を交えながら、新薬開発関連業務におけるRWDの新たな活用可能性を検討する。

  1. リアルワールドデータについて
    • リアルワールドデータとは
    • リアルワールドデータによるデータベースの整理・特徴
    • 電子カルテ由来のリアルワールドデータDB
  2. リアルワールドデータの活用事例
    • プロダクトライフサイクルでみるリアルワールドデータ活用の概要
    • プロダクトライフサイクル時期でみるリアルワールドデータ活用事例
    • 新薬開発関連業務におけるリアルワールドデータ活用の可能性
  3. リアルワールドデータ活用の今後の展開
    • 合併症も含めたアウトカム研究の可能性
    • RWDの先端的な活用の可能性
    • まとめ

会場

芝エクセレントビル KCDホール
150-0013 東京都 港区 浜松町二丁目1番13号
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