本セミナーでは、化学修飾したグラフェンの作製方法とその用途開拓について、近年の文献や講師の研究成果をまとめて解説いたします。
グラフェンに代表される二次元ナノカーボンは、エレクトロニクス分野、エネルギー応用、複合材料の創生、生物・医療分野など様々な方面への応用が期待され、多岐にわたる実用化研究が行われている。しかし、実用化を目指す上で、グラフェンは多くの溶媒に不溶であることや、他の材料との複合化が困難であるということが問題点である。その解決策として、グラフェンに化学修飾を加えて他の分子や材料との相互作用を改善するという試みが行われている。 本講演では、化学修飾したグラフェンの作製方法とその用途開拓について、近年の文献や自らの研究成果をまとめて述べる。
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