第1部 透明導電膜材料の現状とITO系、PEDOT系塗布型透明導電膜の可能性
(2018年5月29日 10:30~12:00)
透明導電材料への希求は「スパッタITO代替」から「スパッタITOに成し得ない特徴」へとシフトしつつある。その特徴の1つが「塗布」による製膜であると考える。
本講座では、前半は塗布型透明導電材料の基本的な特徴、歴史について説明し、後半は弊社が取り組んできたPEDOT系、ITO系の塗布型透明導電膜について、製造プロセス、管理方法からデバイスへの応用展開までについて解説する。
- 塗布型透明導電材料の特徴
- 材料開発の歴史と背景
- 膜製造プロセスの特徴
- 代表的な透明導電材料とその特徴
- ITO系塗布型透明導電膜
- スパッタITO膜との比較
- デバイスへの応用展開
- PEDOT系塗布型透明導電膜
- タッチパネル用電極への応用展開
- プロセス、及び特性上の課題と改善事例
- 塗布型透明導電材料の現状と将来
第2部 ナノカーボン (カーボンナノチューブ・グラフェン) 透明導電膜の研究・開発動向
(2018年5月29日 13:00〜14:40)
ナノカーボン材料 (カーボンナノチューブ、グラフェン) を用いた透明導電膜は耐屈曲性が高く、フレキシブルデバイス用の透明導電膜として期待されています。
本講演ではカ ーボンナノチューブ、グラフェン透明導電膜の作製手法や低抵抗化技術について、その基本から最近の研究動向まで紹介します。
- ナノカーボン材料の基礎
- カーボンナノチューブ透明導電膜の作製手法
- カーボンナノチューブ透明導電膜の低抵抗化技術
- カーボンナノチューブ透明導電膜のデバイスへの応用
- グラフェン透明導電膜の作製手法
- グラフェン透明導電膜の低抵抗化技術
- グラフェン透明導電膜のデバイスへの応用
- まとめ
第3部 銀ナノワイヤを用いた透明電極の開発
(2018年5月29日 14:50〜16:30)
- 会社概要
- 透明導電膜とその代替材料
- 銀ナノワイヤインク及びオーバーコートインクの開発
- 細くて長い銀ナノワイヤの開発
- 面内均一性を高めるインク開発
- オーバーコート用インクの開発
- 昭和電工の透明導電フィルムの特性
- 透明導電フィルムの基本物性
- 耐久性試験
- 機械特性
- ナノ材料に対する取り組み
- まとめ