スラリー・ペーストの分散・凝集メカニズムと配合設計

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会場 開催

本セミナーでは、分散剤の適切な選定から分散機の運転条件設定、分散安定性の評価まで解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 スラリー・ペーストの分散・凝集メカニズム

(2018年5月25日 10:00〜12:00)

  1. スラリーに関する基礎知識
  2. 粒子の特性
  3. 粒子と媒液の界面の理解
  4. 粒子の表面特性
  5. 粒子間に働く力と粒子の分散・凝集

第2部 分散系の設計と製造

(2018年5月25日 12:50〜14:20)

 顔料などの粉体を液体中に微細に分散する方法について、配合設計などのソフト面および分散機の使い方などハード面、両面について概要を説明する。

  1. 分散の単位過程
  2. 分散系設計の考え方
  3. 分散剤の選定と使い方
  4. 分散機の選定と使い方

第3部 濃厚系スラリー及びスラリー塗布膜の多角的評価:分散性・分散安定性

(2018年5月25日 14:30〜16:00)

 微粒子濃度が高い「濃厚系スラリー」は、動的光散乱法に代表されるように光をプローブとする測定方法では、試料を希釈せざるを得ず、スラリーの状態を適正に評価することが難しい。  本講演では濃厚系スラリーを直接評価可能な複数の方法について紹介するとともに、工業製品として使われるいくつかの材料について多角的に評価した事例を用いて、その有用性について中心的に解説する。あわせて、スラリーの特性に影響を及ぼす粉体及びスラリー特性が反映される塗布膜に関して、その状態を多角的に評価できる手法についても紹介する。

  1. リチウムイオン二次電池 (LIB) 正極材スラリーの分散性評価
    1. バインダー添加量の影響評価
    2. 分散補助剤の影響評価
    3. 混練条件の影響評価
  2. カーボン系材料スラリーの分散性、分散安定性評価
    1. 分散手段の影響評価
  3. スラリー塗布膜の状態評価 (LIB電極を中心として)
    1. 塗布膜の断面評価 (数値化)
    2. 塗布膜作製条件の影響評価
    3. 塗布膜を形成している粒子1個毎の導電性評価
    4. 塗布膜の3次元ネットワーク解析
  4. 粉体の表面特性評価

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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