本セミナーでは、電極特性やその安全性の向上に寄与する活物質の表面の被覆・改質技術を取り上げ、いくつかの事例を示しながら、特性・安全性向上のメカニズムおよび今後の研究開発のヒントを示唆する情報を提供いたします。
(2018年5月18日 13:00〜15:00)
今後も大きな成長が見込まれる二次電池の分野では、高性能化や低コスト化のみならず、安全性や信頼性、耐久性の確保が求められる。 本講演では、電池高性能化と利用技術の進展、表面技術と粉体技術などについて取り上げ、電池材料への表面被覆や改質処理によって、電極特性の向上や安全性に寄与することを紹介する。
(2018年5月18日 15:10〜16:30)
現在、EVなどに向けた次世代二次電池を見据え、リチウムイオン電池をベースとして数分以下で急速充電するための技術開発が急がれている。 これまで講師らのグループでは、高い比誘電率を有する誘電体酸化物を活物質と電解液の界面に導入することで、セルの出力特性が大幅に改善されることを見出している。誘電体界面がリチウムイオン電池の出力特性を向上させるメカニズムについて、誘電体や強誘電体に関する基礎的な知識を交えながら詳しく解説する。