インク液滴を吐出してパターンを形成するインクジェット技術は、オフィスや家庭における書類や写真画像の出力装置に留まらず、産業分野や工業分野の様々な用途に応用展開がなされている。そこでは、非接触なマーキング技術というインクジェットの特徴が活かされている。多様なマーキング材料がインクとして吐出可能であることから、機能材料と応用の組み合わせは多岐にわたる。このように、インクジェットに代表されるデジタルイメージング技術をモノづくりに活用する技術を「デジタルファブリケーション」と呼び、幅広い用途開発が進められている。
本講習では、インクジェット技術の基礎から応用まで、液滴を噴射するデバイスであるインクジェットヘッド技術を中心に説明する。特に、技術がどのように発展してきたかを知ることで、技術と製品の現在の位置づけと、将来の発展に向けた取り組みを理解する。また、インクジェット応用では、インクジェットの特徴がどのようにモノづくりに活用されているかを具体的事例をもとに理解する。
- インクジェットプリンターの技術と市場の歴史
- 黎明期:インクジェットプリンターの市場投入
- 発展期:カラーそしてフォトプリントへ
- 普及期:フォトプリントの成熟、ホームユース市場の飽和
- 展開期:フォトプリント後へ
- インクジェット技術の基礎
- インクジェットヘッド
- インクジェットヘッドの分類
- 連続噴射型
- サーマルインクジェット
- ピエゾインクジェット
- ピエゾ効果とインクジェットヘッド
- Shear Mode型インクジェットヘッド
- Bend Mode型インクジェットヘッド
- Direct Mode型インクジェットヘッド
- インクジェットインク
- インクジェット用紙
- 高画質化および高速化技術
- インク滴サイズの微小化
- 大型、ラインヘッド
- インクジェット技術の最新動向
- インクジェットヘッドの技術トレンド
- インクジェットプリンターの技術トレンド
- インクジェット応用
- インクジェットの特徴
- インクジェットの課題と対策
- 種々のインクジェット応用
- デジタルファブリケーションとは
- グラフクス分野
- プリンテッドエレクトロニクス
- ディスプレイ応用
- 3Dプリンター
- バイオプリンティング
- インクジェットの将来展望
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