摩擦・摩耗・潤滑などに関する諸問題を解決することは、高精度・高寿命を達成するだけでなく、品質・信頼性向上、省エネルギーやコストダウンにもつながります。これらへのアプローチと解決にはトライボロジー技術を深く理解することが必要不可欠です。
本セミナーでは、高分子材料技術者や高分子材料を用いた製品開発・設計者などを対象とし、トライボロジーの知識から高分子材料のトライボロジー特性まで、基礎から丁寧に解説致します、また高分子系トライボマテリアルの最近の研究動向についても紹介致します。
本セミナーを受講しますと、高分子材料のトライボロジーに関する諸問題への対策、材料の選択・設計および新技術・製品開発の新たな手掛かりとなります。
- トライボロジーの基礎
- トライボロジーとは
- 表面と接触
- 摩擦
- 摩耗
- 摩耗について
- 摩耗の種類
- 凝着摩耗
- アブレシブ摩耗
- 疲労摩耗
- 化学摩耗
- 潤滑
- トライボロジー試験法
- 表面分析法
- トライボマテリアルの材料設計とポイント
- 高分子材料のトライボロジー
- 高分子材料について
- 高分子材料の特徴
- 高分子材料の性質
- 高分子材料の摩擦
- 高分子材料の摩耗
- 高分子材料のトライボロジー特性に及ぼす諸因子の影響
- 高分子材料のトライボロジー特性の改質法
- 改質法について
- 複合化による改質法
- ポリマーブレンドによる改質法
- 表面改質法
- その他の改質法
- 高分子系トライボマテリアルとその特徴
- 熱可塑性樹脂系
- 熱硬化性樹脂系
- ゴム・エラストマー系
- 高分子系トライボマテリアルの特徴
- 高分子系トライボマテリアルの材料設計とポイント
- 応用編 (最近の研究例を中心に)
- 高分子複合材料を用いたトライボマテリアルの開発
- ポリマーブレンドを用いたトライボマテリアルの開発
- 熱可塑性エラストマー (TPE) を用いたトライボマテリアルの開発
- ナノコンポジットを用いたトライボマテリアルの開発
- ナノコンポジットを1成分とする
ポリマーブレンドを用いたトライボマテリアルの開発
- CNF/PBT/TPE系
- PA6/Clay/TPE系
- 成形手順の影響
- 最近の研究動向
- その他