大気圧プラズマによる樹脂の表面処理技術

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プログラム

ポリプロピレンに代表される難接着樹脂材料の表面改質による接着性向上は、薬液・ガス・減圧プラズマ・紫外光照射など古くから試みられてきた。近年、プラズマ発生技術が向上し、大気圧下でも安定してプラズマが得られるようになってきた。大気圧プラズマの生成方法、酸素ラジカル量、表面分析結果および接着強度などについて、実例を基に紹介する。

  1. はじめに
    1. プラズマ技術産業応用センターについて
    2. 堀式超マイクロホロー大気圧プラズマ装置
    3. ラジカルモニター
    4. ニュートラルビームエッチング装置
    5. ラジカル注入型プラズマ化学気相堆積装置
    6. 電子ビーム励起プラズマを用いた難窒化材の迅速窒化技術の開発
    7. 管状低圧プラズマを用いた様々な長尺ポリマーチューブの内面処理
    8. 大気圧プラズマによる鋼の窒化技術の開発
    9. 大気圧ラジカル処理を用いたアラミド繊維へのめっき技術の開発
    10. 大気圧プラズマによる鋼の窒化技術の開発
    11. 液面プラズマを用いた微粒子酸化チタン水分散技術の開発
    12. 愛知地域スーパークラスター
  2. 難接着樹脂の特徴
    1. 難接着な理由
    2. 接着の分類
    3. 相互拡散 (分子拡散)
    4. 静電気力
    5. 機械的結合
    6. 水素結合
    7. 電気陰性度
    8. 分極
    9. 電気陰性度の可視化
    10. 各種結合の結合エネルギー
    11. 水素結合の例
    12. 添加ガスによる表面修飾
    13. 水溶液併用による表面修飾
    14. 究極の原子接着技術
    15. 難接着樹脂材料を使うメリット
  3. 樹脂表面改質
    1. 表面改質の分類
    2. 減圧プラズマによる表面改質例
    3. 真空紫外光による表面改質例
    4. プラズマとは?
    5. プラズマの分類
    6. 大気圧プラズマの分類
    7. 衝突電離、熱電離
    8. コロナ放電、グロー放電、アーク放電、その他の放電
    9. アーク放電を回避する方法
    10. パッシェンの法則
    11. 平均自由行程
    12. 誘電体バリア放電
    13. ダイレクト方式、リモート方式
    14. 各社の大気圧プラズマ装置
    15. 誤解されがちなコロナ放電
  4. 改質表面と接着剤の関係
    1. プラズマ照射距離と水接触角の関係
    2. プラズマ照射距離と接着力の関係
    3. プラズマ処理効果の持続性
    4. プラズマ処理後の水接触角上昇の仮説と保管方法
  5. 樹脂表面の組成評価と表面状態
    1. 表面分析装置の分類
    2. X線光電子分光法
    3. ケミカルシフト
    4. 誘導体化
    5. 樹脂表面の官能基比率と接合強度の関係
    6. 各活性種の酸化力
    7. 活性種濃度の評価方法
    8. 酸素ラジカル濃度測定例
    9. オゾン濃度測定
  6. 接着力の定量評価
    1. 接着力評価の分類
    2. オートグラフ
    3. 破壊形態の分類
    4. オートグラフによる実測例
  7. 最近の取り組み
    1. 大気圧プラズマ処理とシアノアクリレート系接着剤を併用した超高速接着
    2. エチレンビニールアセタートコポリマーを用いた超高速接着
    3. ポリテトラフルオロエチレンの改質
  8. 自作大気圧プラズマ装置
    1. 自作大気圧プラズマ装置の作製方法

会場

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540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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