第1部 高分子/強化繊維複合材料の疲労特性と破壊のメカニズム、耐久性向上法
(2018年5月15日 10:00〜12:00)
- 二つの疲労
- 変動 (繰り返し) 荷重/応力
- 静疲労と繰り返し荷重下の疲労
- 繊維強化複合材料 (F – PMC) の典型的な疲労特性
- 疲労寿命に影響を及ぼす要因
- 幾つかの合金と一方向強化複合材料のS/N曲線
- 母材および環境温度の影響
- ガラス繊維の種類の影響
- 繊維配向角の影響
- 強化形態の影響 (クロスプライと織物)
- 応力比の影響
- 疲労破壊メカニズム
- 一方向複合材料 (UD板)
- 多方向積層板
- 炭素繊維の疲労強度を向上させる
- 平織炭素繊維強化複合材料の疲労破壊プロセス
- 平織CF/EP – PMCの疲労寿命を増すには?
- 微細繊維による母材樹脂の物理的変性、細くて長ければよい?
- 微細繊維、実用的にはガラス繊維。そして疑問:なぜ耐久性は上がる?
- 気を付けておきたいこと:吸湿
第2部 樹脂および強化繊維の配向制御とその予測、評価
(2018年5月15日 12:45〜14:45)
樹脂成形品の構造と物性の関係を過去の事例から説明する。また成形品の高性能・高機能化のための成形システムに関して解説する。
- 樹脂成形品の物性向上
- 樹脂の物性
- 樹脂物性向上の方法、他
- 樹脂流動制御による成形
- 樹脂の流動制御とは
- 成形金型
- 可視化システム
- 成形システム
- 成形事例
- パイプ形状Ⅰ ~衝撃吸収部材~
- パイプ形状Ⅱ ~各種容器~
- 円盤形状 ~車輪~
- 樹脂流動制御と製品設計
第3部 樹脂中強化繊維の配向シミュレーション
(2018年5月15日 15:00〜17:00)
- 繊維配向シミュレーションの重要性
- 配向シミュレーションにおける基礎理論
- 流動樹脂中の単一繊維の配向予測
- 配向テンソルとその時間発展
- 完結近似 (closure approximation)
- 長繊維への拡張
- 種々の成形法における繊維配向シミュレーション
- 射出成形
- 圧縮成形
- レジントランスファーモールディング (RTM)
- ブレーディング